ダイエット中なのに飲み会続き…太らない方法は?トレーナーに聞いた「飲み会太り」 を防ぐコツ (1/2)
歓送迎会シーズン、つい飲みすぎたり食べすぎたりして体重が増えてしまった経験はありませんか? 飲み会太りに悩む人のために、太らない食べ物の選び方や、飲みすぎを防ぐコツなどをトレーナーに聞きました。
解説はパーソナルトレーニングジム STUDIO KOMPAS(スタジオコンパス)のトレーナー・山岸慎さんです。
飲み会に行くとなぜ太る?
山岸さん:
短期的(翌日など)の体重増加のほとんどはむくみによるものです。
脂肪が蓄積するまでには、エネルギー摂取と消費のバランス、代謝のプロセスなど複数の要因が関わります。さらに、目に見えて分かるレベルで脂肪として蓄積するには、相当な余剰カロリーを摂取し続ける必要があります。
そのため、「飲み会の翌日に太った」と感じるのは、実際には体内の水分バランスの変化によるもの。アルコールの利尿作用により脱水が起こり、体は水分を保持しようとするため、むくみや一時的な体重増加が生じることがあります。
また、塩分や糖質を多く摂取すると、体が水分をため込みやすくなり、翌日の「太った感覚」を引き起こします。
飲み会続きでも太らない人もいる!その理由とは
山岸さん:
飲み会続きでも体重が増えない人がいるのは、飲み会以外の食生活や運動習慣の違いが大きく関係しています。
脂肪の増減は、単発の食事よりも長期的な習慣の影響を受けます。普段から活動量が高く、摂取カロリーを適切にコントロールできている人は、飲み会で一時的にカロリーを多く摂取しても、それが即座に脂肪として蓄積されるわけではありません。
また、日頃から適度な運動習慣がある人は、代謝が高い状態を維持しやすく、多少のカロリー過多でも太りにくい傾向にあります。
つまり、「飲み会で太るかどうか」は、その場限りの問題ではなく、日常の習慣によって決まるものなのです。
次:なるべく太りたくない人は、どんなメニューを選ぶといい?