ヘルス&メンタル
2025年2月18日

心療内科医に聞く「やってはいけないストレス解消法」ワースト3 (1/3)

いくら好きでも「やってはいけないストレス解消法」があります。ストレス発散になるどころか、逆効果になりかねません。心療内科BESLI CLINICを経営する田中 奏多先生に、してはいけないストレス発散方法ワースト3を聞きました。

やってはいけないストレス解消法の「共通点」とは

──自分なりにストレス解消するために色々やっているのですが、なんだか逆効果な気がしてきました。やってはいけないNGなストレス解消法ってありますか?

田中先生:ストレスを解消するにしても、生活リズムを乱したり何かに依存したりするものは、逆効果になりやすいです。

たとえば、以下のようなストレス解消法はNGです。

  • 昼過ぎまで寝る(寝すぎ)
  • お酒に頼る
  • やけ食いをする

これらのNG解消法を行うと、自律神経が乱れてストレスが溜まりやすくなるだけなく、肥満などの「生活習慣病」を招くリスクもあります。

とくに「お酒に頼ったストレス解消」は、長期間続くとアルコール依存症になりやすいので注意が必要です。

それぞれの問題点・注意点について解説していきますので、「ついやってしまう」という方は要チェックです。

NG解消法1 昼過ぎまで寝る(寝すぎ)

田中先生:休日に昼過ぎまで寝てしまうと、生活リズムが乱れてしまいます。

自律神経やホルモンバランスが不安定になることで、かえって体にストレスを与えてしまうこともあります。

また、昼夜逆転して夜に眠れなくなることもあります。次の日が平日の場合、心身が十分に回復しないまま仕事に行くことになり、ストレスが溜まりやすくなります。

休日の「寝だめ」は避け、できるだけ休日も平日同様に起床するようにしてください。もし眠気が強いのであれば、午後3時までに20分以内の昼寝をとりましょう。

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