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コーヒーって本当に体にいいの?メリット・デメリットを専門家が解説 (3/3)
コーヒーは何歳から飲んでもいい?
ここでも問題となるのは、カフェインです。
カフェインの摂りすぎで起こる症状は、軽度では不眠・めまい・吐き気・頻尿などがありますが、重度になると頭痛・動悸・痙攣などが現れることもあります。
カナダ保健省では、4〜6歳の子どもの場合1日のカフェイン摂取量を45mgと定めています。大人で1日にコーヒー3杯程度ですから、それより体の小さな子どもは、よりカフェインの量に注意して与えてください。
子どもの場合は、コーヒーよりも口にしやすい、お茶(緑茶、紅茶など)や炭酸飲料やエナジードリンクの摂取量を、保護者が確認しましょう。
年齢も注意すべきポイントではありますが、一番重要なのは、カフェイン耐性があるかどうか、排出できる体質体格かどうかです。
健康的なコーヒーの飲み方。朝の空腹時はNG!
コーヒーは、空腹時に飲むと胃腸を刺激してしまいます。そのため、朝目覚めの1杯のコーヒーは、朝食後に摂りましょう。これは、日中でも同じです。
胃が空っぽの時のコーヒーの摂取は控えましょう。
牛乳や砂糖以外でおすすめの飲み方。コーヒーフレッシュは避けたほうが無難
牛乳の代わりに、たんぱく質を同時に摂れる“豆乳”、砂糖代わりにビタミンミネラル豊富な“はちみつ”はいかがでしょうか。
豆乳やはちみつは、種類も豊富です。色々種類を変えて、コーヒーブレイクを楽しんでみてください。
コーヒーフレッシュは、健康という観点からすると避けた方がいいでしょう。
コーヒーは摂る時間とカフェイン量に気をつければメリットも豊富
コーヒーには、肌や体にいい働き、いい成分が沢山あります。
ただ、摂る時間や量に注意をして、時にはルイボスティーや麦茶などノンカフェインのものを取り入れながら、健康的なコーヒーライフを送ってください。
監修者プロフィール
健康検定協会理事長
望月 理恵子
株式会社Luce代表取締役、管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、小田原銀座クリニック栄養顧問、日本臨床栄養協会評議員。サプリメント・ビタミンアドバイザーなど、栄養・美容学の分野で活躍。多くの方が健康情報を学ぶための健康検定協会を主宰するとともに、テレビ・雑誌などで根拠ある栄養学を提供・監修をしている。「栄養学の◯と×」、「やせる時間に食べてみた!」など著書も多数。
※本記事は、Medicalook(メディカルック)で掲載されていた内容を移管し、加筆・修正したものです。
<Edit:編集部>