
親に愛されなかった人に共通する性格とは。どうすれば克服できる? (3/4)
愛情不足による過去の傷、どうすればいい? 克服するための方法
たとえ親から愛を注がれてこなかったとしても、今の自分に大きく影響して人生を左右されるなんてイヤだ! と改善方法を探している人は、以下の方法を試してみてください。
1. 「それでもいい」「大丈夫」とお守りワードとして常に心で呟く
できなかった、失敗した自分を責めるのではなく、「それでもいい」と優しく受け入れる習慣を持ってみませんか?
たとえば、「今日は頑張れなかったな」と思ったら、「でも今まで頑張ってきたし、大丈夫」と自分に声をかける。失敗してしまったときも「やってみただけでも価値がある」。ピンと来なくても毎回続けているうちに、何か感じるものが出てくるかもしれません。
そう思えないときも、「それでいい」でOK。
2. 「本当の自分」を知るために感情を書き出す
「今、どんな気持ち?」と自分に問いかけ、ノートに書き出してみましょう。
感情に良いも悪いもありません。喜び、悲しみ、憎しみ、怒りなど、どんな感情も否定せず「私はこう感じているんだな」と認めることが大切です。
3. 安心できる人間関係を少しずつ作る
親との関係は変えられなくても、これから出会う人との関係は変えられます。「一緒にいて安心できる人」とのつながりを大切にし、自分らしくいられる環境を作りましょう。
話が合う人、否定をしない人を何人か見つけ、その人たちと少しずつ会話を増やし、「本当の自分」を見せていくことで、安心感を育てていきます。
話せる相手が一人だと依存してしまうかもしれないため、浅く広く会話をしてみて、その中から話が合う人、否定をしない人を見つける方法もよいでしょう。
4. 「自分が本当にやりたいこと」「やりたくないこと」に目を向ける
自分の気持ちや欲求を後回しにしないことが大切です。「本当は何がしたい?」「何をすると楽しい?」と、自分の気持ちに意識を向けてみましょう。
他人は一旦置いておき、自分が何をしたいのか、何をしたくないのかを考えてみてください。
小さなことでもいいので、「自分のために何かをする」「嫌なことをしない」習慣がつくと心の負担が軽くなるかもしれません。
6. 良いことに目を向ける習慣を身につける
自己肯定感をケアするため、「自分ほめ日記」を作ってみるのもおすすめです。
「毎日、今日の良かったことを3つ書き出してみる」というワークに取り組むのです。自分をほめることで、自分に自信がもてるようになります。
ポジティブ心理学にもとづくワークで、このワークを毎日実施していくと、ポジテイブなことに注目をしていく心の姿勢を持つことができます。
21日間続けることで、習慣化すると言われています。
とはいっても、いつも「頑張らなきゃ!」とも思っていると疲れてしまいますよね。適度に気を抜きながら、「良いこと」に目を向けるようにしていきましょう!
5. 必要ならカウンセリングを活用する
長年の思い込みやトラウマを手放すのは簡単ではありません。心理カウンセリングやコーチングを受けるのも一つの方法です。
第三者の視点を借りることで、自分では気づかない無意識の思考パターンを見直し、より生きやすい方法を見つけることができるでしょう。
オンラインカウンセリングなども今は多く出ています。
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