
親に愛されなかった人に共通する性格とは。どうすれば克服できる? (4/4)
親への憎しみがとまらない人へのアドバイス
まずは、自分が今持っている「幸せ」や、「生きていること」に目を向けてみましょう。
親を憎しんだり、恨んだりしても、残念ながら状況は変わることはありません。むしろ、前に進めないことを親や他人のせい、何かのせいと囚われているのであれば、あなたの大切な人生がもったいないです。
生まれた環境は選べません。しかし、どんな環境からでも這い上がろうと挑戦することはできます。自分の行動で運命も変えることができるのです。
ポジティブ心理学の提唱者のマーティン・セリグマンは、幸福を以下の3つの要素に分解しました。
H=S+C+VH = S + C + VH=S+C+V
• H(Happiness / 幸福度)
人が感じる幸福度
• S(Set Point / 遺伝的な影響)
遺伝的に決まっている幸福の基準値(約50%)
• C(Circumstances / 環境要因)
収入、仕事、結婚、住んでいる場所などの環境要因(約10%)
• V(Voluntary Activities / 意図的な行動)
自分で選択し、行う行動や習慣(約40%)→ 幸福の約50%は遺伝で決まり、約10%は環境によるもの。しかし、残りの40%は「意図的な行動」で変えられる
つまり、「幸せになるためには、自分の行動や習慣で変えられる」と言ってます。運命も行動と環境で変えることができます。
愛されなかった過去は変えられなくても、自分を愛する未来は作れる
過去の環境は選べませんでした。でも、これからの人生はあなた自身が選び、作り上げていけます。
「親に愛されなかった」という経験が、あなたの価値を決めるわけではありません。今は、あなたの価値はあなたが決め、あなたが人生の舵取りをすることができるのです。
監修者プロフィール
和田リエ
一般社団法人ポジティブ子育て協会
ポジティブビジネスアカデミーハピネス
【略歴】
現在、カンボジア在住。
早稲田大学政治経済学部 経済学科卒業。
新卒にて、みずほ証券、銀行に入社。会社員を約15年ほど経験。
1年間の無職&海外(カンボジア)でのボランテイア経験を経て、帰国後、野村證券株式会社に入社。
結婚、出産を経て、独立。
自営業の父のもとに生まれたが、幼少期から父のアル中&ギャンブルからの夜逃げ笑、自己破産やいろんな経験を目にする。決して裕福な家庭ではない環境で育ったが、とにかくがむしゃらに勉強して、自分の生い立ちや環境を変えたくて全力で駆け抜けてきたが、会社員としてのルールや規律に馴染めず、会社員時代に挫折を経験。
良い学校、良い会社に入る道しか知らなかったものの、自分自身のキャリアアップの難しさを痛感して子育てと仕事との両立の難しさも経験した末、起業。「女性達の本当の自立と将来の子ども達への社会貢献」を目指す。
「ママが人生を楽しむこと、幸せを感じることが子どもの笑顔と成長につながる」を理念に「一般社団法人 ポジティブ子育て協会」を立ち上げ、「ポジママ・カレッジ」を主宰し代表理事となる。
ビジネスオンラインスクール「ポジティブビジネスアカデミーハピネス」にて、ビジネスコンサルタント、起業コンサルタントとしても活動中。雑誌にて記事連載、TV,ラジオ出演中。
「いつからでもどこからでも挑戦できること」をテーマにカンボジアにてフリースクールを開校予定。「将来の起業家を生み出すビジネススキルを学べるスクール&療育クラス」を開校予定。
<Edit:編集部>