
朝トマトで日焼け予防はできる?ケチャップでもいい?管理栄養士が回答 (3/3)
管理栄養士おすすめのトマトレシピ
望月さん:おすすめのレシピはラタトゥイユです。抗酸化作用が期待できます。
※画像はイメージです
材料(2人分)
ミニトマト:8個
パプリカ:半分
ズッキーニ:半分
玉ねぎ:1/4個(50g)
ナス:1本
ニンニク:1片
オリーブオイル:大さじ2
塩:適量
A白ワイン:大さじ2
Aコンソメ:小さじ2
作り方
1、ニンニクはみじん切り、そのほかの野菜類は1口大に切る。
2、フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にし、ニンニクの香りがしたら①を焼き色がつくまで炒める。
3、Aを加えて蓋をし、2~3分したら塩で味を調える。
トマトは1日「3個まで」が適量
望月さん:適量であれば、毎日食べても健康に悪影響を及ぼすことは少ないでしょう。1日に食べる量の目安は250~500g(普通サイズ2~3個)程度です。
トマトだけではNG! 紫外線対策も忘れずに
望月さん:日焼けをしたくない方は、日頃から、「日焼け止めを塗る」「紫外線対策グッズを使用する」「紫外線量の多い時間帯の外出は避ける」といったことを心掛けましょう。
対策1 日焼け止めはシーンに合わせて使い分けを
外出時はもちろん、室内にいても日焼け止めを塗りましょう。時間の経過とともに日焼け止めが取れてしまうため、2~3時間おきを目安に塗り直すことも大切です。
なお、毎日SPFやPAの値が大きい日焼け止めを使うと、肌に負担をかける可能性があります。日焼け止めを選ぶ際は、紫外線の強さによって使い分けるのがおすすめです。
■SPF:「Sun Protection Factor」の略称
肌を赤く日焼けさせる紫外線B波を防ぐ指標です。最大値は50+(51よりも大きい)と表記されます。
■PA:「Protection Grade of UVA」の略称
しみやしわの原因となる紫外線A波を防ぐ指標です。PA+、PA++、PA+++、PA++++の4段階で表され、+が多いほど紫外線A波をブロックする働きが強くなります。
▼おでかけシーン別 SPFとPAの選び方
散歩、買い物、軽いスポーツをする場合 | ・SPFは20~30 ・PAは++や+++ |
炎天下で活動をする場合 | ・SPFは50+ ・PAは++++ |
対策2 紫外線対策グッズ、2年以上使っているものは買い替えを
外出するときは、「日傘」「サングラス」「帽子」などを使いましょう。
UVカット加工済みのグッズがおすすめです。日傘の紫外線カット機能は、2年ほどで薄れてしまう可能性があります。
「定期的に新調する」「日傘を使うたびにUVカットスプレーを塗布する」などの対策をとりましょう。
対策3 紫外線量MAX! お昼の時間帯の外出は避けて
地域差があるものの、11時~12時頃は紫外線量が多いです。できるだけ外出を控えることをおすすめします。
▼参考
カゴメ株式会社 トマトジュースと紫外線のおはなし
カゴメ株式会社 オススメは朝or夜?トマトの栄養リコピンを効率良く摂る方法
株式会社わかさ生活 トマト
株式会社資生堂 SPFとPAの違いって?賢い日焼け止めの選び方
ロート製薬株式会社 たった1分であなたもプロ級の知識!SPFとPAって、なに?
監修者プロフィール
健康検定協会理事長
望月 理恵子
株式会社Luce代表取締役、管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、小田原銀座クリニック栄養顧問、日本臨床栄養協会評議員。サプリメント・ビタミンアドバイザーなど、栄養・美容学の分野で活躍。多くの方が健康情報を学ぶための健康検定協会を主宰するとともに、テレビ・雑誌などで根拠ある栄養学を提供・監修をしている。「栄養学の◯と×」、「やせる時間に食べてみた!」など著書も多数。
<Edit:編集部>
※本記事は、mocobe(モコビ)で掲載されていた内容を移管し、加筆・修正したものです。