満員電車でウイルスを貰いたくない人へ!医師が教える「通勤時にやるといいこと」
昼夜の気温差が大きくなるこの時期、体調管理に気を配る必要性が高まっています。また、同時に空気も乾燥しやすく、特に通勤ラッシュの満員電車では、喉の乾燥対策が重要です。池袋大谷クリニック院長の大谷義夫先生に、喉の保湿ケアについて伺いました。
春の訪れと共に要注意! 喉の乾燥が招く感染リスクとは
全国各地で乾燥注意報が発表され、喉の乾燥対策が特に重要な時期となっています。
大谷先生は、乾燥による感染リスクについて「空気が乾燥すると、喉も乾燥し、感染症を引き起こすウイルスや細菌の侵入を防ぐバリア機能が弱まります。通常、病原体が鼻や口から入ってきた場合、線毛に捕らえられ、咳とともに痰として排出されます。しかし、喉が乾燥すると、この自然な防御機能が低下してしまいます」と説明します。
感染から身を守るためには、喉を乾燥させないことが大切です。
喉を守るために大切なのは「保湿」
この時期にやっておきたい喉を守る大切さについて大谷先生に聞いてみました。
「喉の乾燥を防ぐためにまず活用したいのはマスクです。外出中はマスクを着用し、屋内では加湿器を利用するなどして乾燥を防ぎましょう。さらに、こまめな水分補給を心がけ、のど飴を活用するのも効果的な方法です。特に、のど飴には唾液の分泌を促し、喉の線毛の動きを活発にして、異物の排出機能を高める効果が期待できます」
毎日続けやすい! 朝の通勤時間帯に取り入れたい快適習慣
最近はマスク着用が減少したことで、他人の咳やくしゃみを以前より気にするようになった方も増えています。
「乾燥する時期の満員電車では、マスクの着用、のど飴の使用、こまめな水分補給が咳の予防に効果的です」と大谷先生は話します。
通勤時の新習慣として、マスク、のど飴、水分補給の3点セットで、快適な一日をスタートしましょう。

監修者プロフィール
池袋大谷クリニック院長 大谷 義夫先生
呼吸器内科医・医学博士。池袋大谷クリニック院長。東京医科歯科大学呼吸器内科医局長などを経て、2009年より現職。全国屈指の患者数を誇る呼吸器内科のスペシャリストとして、メディアでも活躍。著書に「長生きしたければのどを鍛えなさい」など。
<Edit:編集部>
「のど飴には食欲を抑える効果がある」ってホント?薬剤師が回答






