
顔つきで分かる?幸せホルモン“セロトニン”が少ない人の「見た目の特徴」 (3/3)
【対処法】セロトニンを増やすための習慣5つ
セロトニンが不足していると感じた時は、日常生活を少しだけ意識して変化させてみましょう。
1.適度な運動を取り入れる
軽い有酸素運動はセロトニンの分泌を促します。ウォーキングやジョギングなど、リズミカルな運動がいいでしょう。
1日20分~30分の運動を続けると、気分が安定しやすくなります。
2.太陽光を浴びる
セロトニンは、日光を浴びることで分泌が促進されます。毎日、少なくとも15分~30分程度の朝の光を浴びるといいでしょう。
自然光を感じることで体内時計も整い、睡眠の質も向上します。
3.バランスの取れた食事を摂る
セロトニンの元となる「トリプトファン」や、トリプトファンをセロトニンに変えるために必要な「ビタミンB6」が豊富な食品を意識して食べるようにしましょう。
トリプトファンが摂れる食品
バナナ、ナッツ、豆類、鶏肉、魚、大豆製品(豆腐、納豆など)、卵などビタミンB6が摂れる食品
ほうれん草、ピーマン、にんにく、サツマイモ、魚類(特に鮭やマグロ)など
4.十分な睡眠をとる
良質な睡眠はセロトニンのバランスを整えるのに重要です。睡眠中、脳が十分に休息することでセロトニンの生成や分泌がスムーズになります。
できれば、1日7時間~9時間程度の睡眠をとると脳と体が回復し、セロトニンや他のホルモンバランスを保ちやすくなります。
5.深呼吸や瞑想を行う
深呼吸や瞑想は心を静め、筋肉の緊張を解きほぐすことで深いリラックス状態を作れます。
リラックスすることでストレスが減少し、セロトニンの分泌が促されるので、夜寝る前のルーティーンなどで取り入れるといいでしょう。
深呼吸や瞑想は副交感神経を活性化し、心拍数や血圧を下げることにも繋がります。イライラしている時や焦りや不安などがある時に行うのもおすすめです。
監修者プロフィール
たがしゅうオンラインクリニック院長
田頭 秀悟先生
経歴
鳥取大学医学部 卒業
たがしゅうオンラインクリニック院長
脳神経内科(認知症、パーキンソン病、ALSなどの神経難病)領域を専門とし、主として糖質制限食やストレスマネジメント指導を中心に内科疾患全般に対しての診療を行うオンライン総合診療医。また東洋医学会専門医でもあり、問診によって東洋医学的な病態を推察し、患者の状態に合わせた漢方薬をオンライン診療で選択する治療法も得意としている。
<Edit:編集部>
※本記事は、Medicalook(メディカルック)で掲載されていた内容を移管し、加筆・修正したものです。