
ライフスタイル
2025年3月25日
「飲む日焼け止めだけ」だと日焼けする理由とは。皮膚科医に聞いた (1/2)
近年注目されている「飲む日焼け止め」、その効果とは。どんな風に使うといいのでしょうか。皮膚科医・本間有貴先生に聞きました。
「飲む」日焼け止めは、日焼け後のダメージを軽減する作用がある
本間先生:飲む日焼け止めは、通常の日焼け止め対策にプラスすることで、「日焼け後のダメージを軽減する」補助的な効果があると考えられています。
注意したいのは、飲むタイプの日焼け止め自体には、紫外線を直接カットする作用はありません。
紫外線は浴びると、体内に日焼けの原因となる活性酸素が発生します。活性酸素は肌の老化やシミ、そばかすなどの原因になると言われています。
「飲む日焼け止め」を飲むことで、活性酸素を除去して、炎症を抑制する効果を期待できます。
飲む日焼け止めは、通常の紫外線対策にプラスがおすすめ
本間先生:飲むタイプの日焼け止めだけに頼り過ぎることなく「塗るタイプの日焼け止めを塗る」「日傘等を使用して紫外線を浴びないようにする」などの対策を行うことをおすすめします。
飲むタイプの日焼け止めは、「有効成分の作用がどのくらい残るか」などについて解明されていません。
また、紫外線を直接ブロックできるわけではないため、「飲む日焼け止めだけの日焼け止め対策」はおすすめしません。
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