ヘルス&メンタル
2025年5月4日

なぜあの人は五月病になるのか。5つの傾向とその処方箋 (2/2)

4.内向的な人

自分自身で物事を深く考えられるという長所でもありますが、困った時に誰かに相談するという手段を取りにくい面があります。

また繊細な心の持ち主であることも多く、はたから見れば些細なことでも必要以上に傷ついてしまうことがあります。

<どう対策すればいい?>
少し乱暴な言い方かもしれませんが、相手に期待しないことが一つ大事な点として挙げられます。

相手に対して常に理想の自分であろうとすると、些細な指摘や指導であっても「嫌われた」や「できない人間だと思われた」と必要以上に自分を責めてしまいます。

どんなに努力しても、相手次第で受け取り方はいかようにも変わります。他者をコントロールすることはできませんから、評価されよう、認められようと頑張らない方が十分健康です。

またカウンセリングを受けることで、自分自身の思考や捉え方のクセを知ることも良い手だと思います。

辛い時、「悩みを相談できる人」がいない。誰かに話を聞いてほしい…どう切り抜ける?

5.環境の変化があった人

職場や生活全体に環境の変化があると、その状況に心身が慣れていない中でも日常生活を送らなくてはなりません。ふとした時に「意外と疲れてるのかも」と感じる瞬間があるでしょう。

<どう対策すればいい?>
就職や転職、昇進、結婚や出産、転勤などライフイベント(=人生において変化を伴う出来事)は、どんな人にもストレスを与えるものです。

離婚や死別などはもちろんのこと、結婚や昇進などのポジティブな出来事も、実はストレスの要因になると言われています。まずはご自身が疲れていることに気付くことが大切です。

活動記録表やコラム法など、自分で自分の状態をチェックする「セルフモニタリング」をしてみてください。また、身体が資本ですから睡眠や食事、運動などなるべく規則正しい生活を心掛けることも重要です。

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<Edit:編集部>

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