
ウェルネスフード
2025年5月14日
人工甘味料は摂りたくない。砂糖もイヤ!でも摂取カロリーが気になる人へ。医師解説 (1/2)
健康志向の高まりから、年代を問わず摂取カロリーを気にする人が増えています。
近年、「ノンシュガー」「砂糖不使用」「糖類ゼロ」「糖質オフ」といった食品表示を目にする機会が増えました。とくに甘いお菓子は、カロリーを抑えたいが甘味も楽しみたい、というニーズもあり選び方に迷うという声をよく耳にします。
そこで、賢いノンシュガー菓子の選び方を、消化器内科医の袴田拓先生(新百合ヶ丘総合病院 予防医学センター・消化器内科部門部長)に解説していただきました。
砂糖の代わりにノンシュガー。代わりに使われているのは「代替甘味料」
古来から使われている砂糖は、代表的な甘味料です。しかし、メタボリックシンドローム、糖尿病などの生活習慣病の増加、ダイエット志向の高まりなどから、砂糖を敬遠する傾向にあります。
砂糖などの糖質は人間のエネルギー源として必要な栄養素ですが、過剰摂取は健康被害を及ぼすことがあります。
健康志向のニーズから、菓子業界が注目しているのがノンシュガーです。食品表示基準では、100gあたり糖類0.5g未満で「糖類0」「ノンシュガー」と表示してよいことになっています。
しかし、ノンシュガーと表示されていても、甘みを出すために何らかの代替甘味料が使用されています。代替甘味料は大きく分けて人工甘味料と糖アルコールに分類されます。
人工甘味料には、アスパルテーム、アセスルファムKなどが含まれ、糖アルコールには還元水飴、マルチトール、エリスリトール、キシリトールなどがあります。
※日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022」
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