ヘルス&メンタル
2025年6月11日

心が病んでいる人の特徴と「心が病む前兆」チェックリスト15項目 (1/2)

ちゃんと寝てるはずなのに疲れが取れない。人と会うのがしんどい。好きだったことにもワクワクしない──そんな状態が続いているなら、もしかすると心が「もう限界かも」とSOSを出しているのかもしれません。

心の不調は見た目だとわかりにくく、自分でも気づきにくいもの。だからこそ、“ちょっとおかしいかも?”と思ったときの気づきがとても大切です。

この記事では、心が病みやすい人の特徴と、心が疲れ始めているサインをチェックリスト形式で紹介します。「最近ちょっとメンタル弱ってるかも」と思ったら、気軽にチェックしてみてください。監修は心理カウンセラー、臨床心理療法士の資格を持つ、株式会社SMART BRIDAL代表取締役社長・吉野 麻衣子さんです。

病んでいる=心が疲れて不調が長く続いている状態

「病んでいる」という言葉は日常的によく使われますが、実際には明確な医学用語ではありません。SNSなどでは「メンタルがきつい状態」「情緒が不安定」「やる気が出ない」など、広い意味で使われています。

医学的に言えば、これは心のエネルギーが低下し、うつ病や不安障害などの予備軍状態にあるサインとも捉えられます。

ポイントは、“一時的な気分の落ち込み”ではなく、数日〜数週間にわたって不調が続いている状態。

「病んでいる」とは、心が疲れ果て、正常なバランスを保つことが難しくなっているメンタルの危険信号といえるのです。

もしかして……病んでる⁉ 心が病んでいる人によく見られる特徴

知らないうちに心が限界に近づいていることは珍しくありません。以下は、すでに心が病んでいる人に多く見られる特徴です。

何事にも無気力・無感動になった

好きだった趣味に興味がわかない。何をしても楽しくない

人付き合いを避けたくなる

LINEの返信が面倒、誰にも会いたくないと感じる

感情の起伏が激しい or ほぼ無反応

ちょっとしたことで涙が出たり、逆に感情が動かなくなったりする

生活リズムが崩れている

昼夜逆転、過食または食欲ゼロ、寝ても疲れが取れない

身だしなみや清潔に注意しなくなる

入浴をしない、髪をとかない、洗顔ができない、部屋の掃除やごみ捨てができず汚れっぱなし

自己否定が強くなる

「自分なんて」「何のために生きているんだろう」といった思考が増える

「自己肯定感が高い人は、他者も自分も大切にできる人」。心理専門家が考える、自己肯定感が高い人・低い人とは

イライラが増え、攻撃的になる

職場や家庭で当たりが強くなってしまう。ニュースやゴシップなど、自分に関係のない話にまで怒りや不満を膨らませる

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