
プルーンに「腸内環境を改善しながらお腹の脂肪を減らし、心血管系疾患のリスクも減らす」効果が期待 (2/2)
プルーンは腸・骨・心臓を支えるマルチ栄養フルーツ
「栄養豊富な果物であるプルーンには、ミネラル、ビタミンK、フェノール化合物、食物繊維が含まれています。これらの研究結果は、精密栄養学研究の進展だけでなく、個々の食事推奨アプローチを通じて、プルーンが健康にプラスの影響を与えるポテンシャルの高さを示しています。」と、デ・ソウザ教授は述べています。
●腸にいい:2011年の研究では、プルーンは市販の便秘薬の主成分であるサイリウムよりも、便通改善効果が高いことが示されました。[4]
●腸内環境改善&抗炎症作用:2022年に発表された研究では、プルーンの継続的な摂取が、体内の炎症マーカーを抑制する特定の腸内細菌の増加に関係していることが明らかになりました。[5]
●骨を守る:骨粗しょう症のリスクが高い閉経後女性に対して行われた研究では、毎日100gのプルーンを1年間摂取したグループが、摂取しなかったグループに比べ、5年後も骨密度を良好に保っていたという結果が報告されています。[6]
●心臓にもいい:2021年の研究では、閉経後女性が1日50〜100gのプルーンを6カ月間食べ続けた結果、総コレステロール値、酸化ストレス、炎症マーカーの数値が有意に改善したとされています。[7]
レスリー・ボンチ(MPH、RDN、CSSD、LDN)は次のように述べています。
「健康的な食生活として毎日プルーンを取り入れることは、簡単でかつ美味しいにもかかわらず、女性の慢性疾患のリスクを減らし、より健康的に年を重ねることが可能な方法である」。あなたも日々の食事に、プルーンを取り入れてみてはいかがでしょうか?
[4] Attaluri A, Donahoe R, Valestin J, Brown K, Rao SS. Randomized clinical trial: Dried plums (prunes) vs. psyllium for constipation. Aliment Pharmacol Ther. 2011 Apr;33(7):822-8. doi: 10.1111/j.1365-2036.2011.04594.x. Epub 2011 Feb 15. PMID: 21323688.
[5] Simpson, AMR, De Souza, MJ, Damani, J, Rogers, C, Williams, NI, Weaver, C, Ferruzzi, MG, Chadwick-Corbin, S, Nakatsu, CH. Prune supplementation for 12 months alters the gut microbiome in postmenopausal women. Food Funct. 2022 Nov 28;13(23):12316-12329. doi: 10.3390/horticulturae9050584
[6] Arjmandi BH, Johnson SA, Pourafshar S, Navaei N, George KS, Hooshmand S, Chai SC, Akhavan NS. Bone-protective effects of dried plums (prunes) in postmenopausal women: Efficacy and possible mechanisms. Nutrients. 2017 May 14;9(5):496. doi: 10.3390/nu9050496. PMID: 28505102; PMCID: PMC5452226.
[7] Hong MY, Kern M, Nakamichi-Lee M, Abbaspour N, Ahouraei Far A, Hooshmand S. Dried plum consumption improves total cholesterol and antioxidant capacity and reduces inflammation in healthy postmenopausal women. J Med Food. 2021 Nov;24(11):1161-1168. doi: 10.1089/jmf.2020.0142. Epub 2021 May 11. PMID: 33978491.
<Edit:編集部>