
ウェルネスフード
2025年7月18日
酢玉ねぎ、食べ過ぎるとどうなる?どのくらいからが過剰摂取なの? (1/2)
ダイエットや高血圧対策など、健康にいいと言われる酢たまねぎ。毎日の習慣にしている人も多いかもしれませんが、「体に良いなら、たくさん食べた方がいい」と思っていませんか?
実は、酢たまねぎにも“食べ過ぎ”によるリスクがあります。胃腸への負担、体臭や口臭、さらには栄養バランスの崩れから逆効果になるケースも。
一体どのくらいからが食べ過ぎになるのでしょうか。監修は、池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック 東京豊島院の柏木宏幸先生です。
酢たまねぎを食べ過ぎると、こんなデメリットが!
酢たまねぎは健康に役立つ食品ではあるのですが、食べ過ぎると体に負担をかける可能性も。たとえばこんなデメリットがありそうなのです。
胃腸への刺激・負担がかかる
お酢に含まれる酢酸は、摂りすぎると胃の粘膜を刺激し、胃もたれ・胸やけ・腹痛・下痢などを引き起こすことがあります。とくに空腹時に大量に食べるのは避けましょう。
歯のエナメル質を傷める可能性
酢は酸性が強いため、過剰に摂ることで歯の表面(エナメル質)を徐々に溶かすリスクがあります。
食後はうがいや水を飲むことや、歯を磨くことで口内ケアを意識することが大切です。
血糖値が下がりすぎる可能性
玉ねぎには血糖値を下げる作用があるとされており、糖尿病の治療中の方が大量に食べると、低血糖を起こすリスクがあります。こうした治療中の場合、医師に相談しながら取り入れるようにしましょう。
口臭、おなら・便のにおいが強くなる
玉ねぎに含まれる硫化アリルの影響で、消化の過程でガスが発生しやすくなり、人によっては口臭が残ったり、おならや便のにおいが強くなったりすることがあります。
酢たまねぎは1日どのくらい? 過剰摂取のライン
適量の目安として、一般的には1日50gまで(約大さじ2〜4杯程度)が目安でしょう。これ以上を毎日続けて摂取するのは控えたほうが安心です。
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