ウェルネスフード
2025年9月30日

「残暑疲れ、秋の寒暖差…もう限界~!」という人に“あの飲み物 ”をオススメしたい[医師監修] (3/3)

関西の知恵「しょうが湯」で体の中から温める

関西では昔から、体が冷えた日や風邪のひき始めに「しょうが湯」を飲む習慣があります。以前からしょうがの有用性について明言されている石原先生は次のように語ります。

「生のしょうがに含まれる『ジンゲロール』には血流促進効果があり、加熱や乾燥したしょうがに含まれる『ショウガオール』には燃焼効果があります。漢方における最も重要な成分の一つで、強い保温効果の他にも多くの効能を持っています。そのような特性が転じて、しょうがを意味する英語の『ginger(ジンジャー)』には“活力”や“元気”という意味があるほど。毎朝白湯を飲んでいる人は、しょうがをすって、お好みで甘みやとろみを足した『しょうが湯』に変えることで、より血流促進やデトックスが期待できます」(石原先生)

「しょうが・白湯・温浴」。もっとも体を温め続けてくれるのは?

「しょうが湯」は続けやすい温活ドリンク

手軽にしょうが湯を楽しみたいなら、市販のものを活用するのも手です。

たとえば、かぜ薬で有名な『改源』が出している『改源しょうが湯』は、国産素材を100%使用。“生しょうが”を皮ごとすりおろして使用した丸ごと製法で、体の中からぽかぽかあたたまります。

毎朝の白湯にちょっと足したり、仕事や勉強の合間のリラックスタイムにもおすすめです。

監修者プロフィール

石原新菜先生
医師・イシハラクリニック副院長

健康ソムリエ理事。ロングライフラボ理事。テレビの出演多数。父、石原結實氏のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。全国からプチ不調に悩む女性の生活指導や食事アドバイスを行う。特に冷え性治療に実績がある。

<Edit:編集部>

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