【専門家監修】なぜ愛着障害があると恋愛で悩みやすい?その理由と、今日からできる対処法 (6/7)
カップルで試してみて! 愛着の違いを理解する「恋愛チェックイン」
お互いの愛着スタイルが異なる場合、誤解やすれ違いが生じやすくなります。定期的に「チェックイン」をすることで、関係が安定します。
恋愛チェックインとは
週に一度、あるいは月に一度、お互いの気持ちや関係について話し合う時間を設けることです。普段言いにくいことも、この時間なら安全に伝えることができるでしょう。
●やり方とルール
時間を決める:30分〜1時間、リラックスできる時間帯に
場所を決める:落ち着いて話せる場所(カフェ、公園、自宅など)
責めない:相手を批判するのではなく、自分の気持ちを伝える
聞く姿勢:相手が話している間は、遮らずに最後まで聞く
解決を急がない:すぐに答えが出なくてもOK。話すこと自体に意味がある
●質問例
- 「最近、私たちの関係で嬉しかったことは?」
- 「もっとこうしてほしいな、ということはある?」
- 「不安に感じていることはある?」
- 「来月、一緒にやりたいことは?」
ポジティブな質問から始め、徐々に本音を話せる雰囲気を作ります。

もっとも多い組み合わせが、不安型と回避型のカップルです。不安型が近づくほど、回避型が距離を取り、それがまた不安型の不安を強めるという悪循環が起きます。
この場合、お互いの「安心できる距離感」を理解し合うことが大切です。
不安型:「連絡は1日1回はほしい。それで安心できる」
回避型:「毎日はちょっとプレッシャー。2日に1回ならできる」 → 中間地点で「1日1回、短くてもいいから連絡する」で合意
完全に一致する必要はありません。お互いが少し歩み寄ることで、バランスが取れます。
ケンカしたときの話し合い方のコツ
ケンカは避けられません。大切なのは、ケンカした後にどう修復するかです。
ケンカのルールを決めておく
- 暴言を吐かない
- 過去のことを持ち出さない
- 「いつも」「絶対」などの極端な言葉を使わない
- 話し合いが難しいときは、一度クールダウンの時間を取る(30分〜1時間)
- クールダウンの後、必ず再開する
修復の5ステップ
1.クールダウン:感情が高ぶっているときは、一旦離れる
2.自分の気持ちを整理:何が嫌だったのか、何を伝えたいのか考える
3.相手の話を聞く:「あなたはどう感じた?」と相手の視点を理解する
4.共通点を見つける:「お互い、関係を大切にしたいと思ってるよね」
5.解決策を一緒に考える:「次はどうしたらいい?」
修復のマジックワード
- 「さっきはごめん。冷静になって考えたんだけど……」
- 「あなたの気持ちも分かるよ。私はこう感じてたんだ」
- 「お互い傷つけ合いたくないよね。どうしたらいいかな」
- 「大切に思ってるからこそ、ちゃんと話したいんだ」
ケンカしても修復できる経験を重ねることで、「この人とは大丈夫」という安心感が育ちます。
次:個人間で解決できないときもある。こんなときは専門家へ相談を








