ウェルネスフード
2025年11月7日
梨の“意外な”栄養効果とは?疲労回復や水分補給にもオススメです[医師監修] (4/4)
梨は冷やしたほうがいい? 温めたほうがいい?
梨は「冷やして食べるのが定番」ではありますが、実は冷やすか温めるかで得られる効果が変わってきます。冷やす・温めるそれぞれのメリットを紹介します。
冷やして食べるメリット
体を冷やしたいときにおすすめです。暑い日や運動後に冷やした梨を食べれば、火照った体をクールダウンできます。
水分が多く、カリウムが豊富な梨は、汗をかいた後のミネラル補給にも適しています。

続いて、食欲がないとき。胃腸が疲れていても、冷たい梨ならさっぱりと食べやすく、自然な甘さでエネルギー補給ができます。
注意点
ただし、体が冷えやすい人、冷え性の人が朝から冷たい梨を食べすぎると、内臓を冷やしてしまい、消化不良やだるさにつながることもあります。
温めて食べるメリット
あまり知られていませんが、梨は加熱すると内臓を冷やさず、消化にやさしい食べ物になります。朝や夜など、体を冷やしたくない時間帯には、梨を軽く温めて食べると胃腸への負担が少なくなります。

また、喉や気管支への効果が高まる効果も。
梨に含まれる「ソルビトール」や「アスパラギン酸」などは、喉の炎症を抑える働きがあります。すりおろして加熱することで、風邪予防や喉ケアにもよいでしょう。
ちなみに加熱すると自然な甘みが増します。
監修者プロフィール
なかざわ腎泌尿器科クリニック
院長 中澤 佑介
金沢医科大学医学部医学科卒業。「患者さんに近い立場で専門的医療を提供したい」という思いで2021年、なかざわ腎泌尿器科クリニックを開設。2024年9月、JR金沢駅前に金沢駅前内科・糖尿病クリニックを開設。
<Text:編集部>








