ヘルス&メンタル
2026年7月21日
仕事中寝てしまう、異常な眠気…ASDの大人は睡眠が乱れやすい? (2/4)
「怠け」とは限らない! ASDの大人が仕事中に強い眠気を感じる背景
仕事中の強い眠気は、単純な睡眠不足だけが原因とは限りません。ASDの特性がある方の場合、日中の疲労のたまり方そのものに理由があることがあります。
周りに合わせようとして疲れてしまう
大きな要因のひとつが、「マスキング」と呼ばれる行動です。これは、職場などの環境に合わせるために、自分の特性を意識的に抑え込み、周囲に合わせようと振る舞うことを指します。
表情や話し方を意識的に調整したり、感覚的な違和感を我慢したりすることは、想像以上にエネルギーを使う作業です。この疲労が蓄積し、日中の強い眠気として表れることがあります。
音や光、人の出入りで疲れてしまう
また、職場の音や光、人の出入りといった刺激を処理し続けることも、脳にとって大きな負担になります。
周囲が気にしないような刺激でも、常に情報として処理し続けている状態になりやすく、結果として疲れやすくなるのです。
夜型の生活リズムである
夜型の生活リズムになりやすいことも一因です。興味のあることに没頭しやすい特性から、夜遅くまで集中してしまい、翌朝の眠気につながるケースも見られます。
こうした背景を踏まえると、仕事中の眠気は「やる気の問題」ではなく、「特性による疲労の蓄積」として捉えるほうが実態に近いといえるでしょう。
次:ASD以外にも考えられる眠気の原因





