ウェルネスフード
2024年10月23日

柿の食べ過ぎ、どのぐらいからヤバイ?胃石や腹痛、下痢…1日何個までがセーフなのか (1/3)

秋から冬にかけて、生柿や干し柿を食べるのが楽しみという方も多いのではないでしょうか。

柿は栄養豊富な果物で、肌の健康維持や生活習慣病予防など、さまざまなメリットが期待できます。

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーターの山形ゆかりさんが、柿を食べる「ちょっとしたメリット」を解説します。

柿1個(200g)に含まれるカロリーと栄養素

栄養成分 含有量
エネルギー 126kcal
たんぱく質 0.8g
脂質 0.4g
炭水化物 31.8g
─ 食物繊維 3.2g
ナトリウム 4mg
カリウム 340mg
カルシウム 18mg
マグネシウム 12mg
リン 28mg
0.2mg
亜鉛 0.4mg
0.06mg
ビタミンE(α−トコフェロール) 0.2mg
ビタミンB1 0.06mg
ビタミンB2 0.04mg
ナイアシン当量 0.8mg
ビタミンB6 0.12mg
葉酸 36μg
パントテン酸 0.56mg
ビオチン 4.0μg
ビタミンC 140mg

出典:日本食品標準成分表(八訂)増補2023年

柿にはどんな効果が期待できる? 柿を食べるメリット

柿の栄養素1 ビタミンCが豊富

柿に豊富に含まれているビタミンCは、肌の健康を維持して肌老化を防いだり、生活習慣病の予防に効果があるとされています。

  • ビタミンCにより肌の健康を維持する

ビタミンCは、コラーゲンの生成に必要不可欠な栄養素です。

タンパク質の一種であるコラーゲンは、肌のハリや弾力を保つ真皮の約70%を構成しているため、コラーゲンの元となるビタミンCが不足すると、肌荒れを引き起こす可能性があります。

コラーゲンは肌だけではなく、骨や軟骨、靭帯、角膜、血管といった組織も構成しているため、体の機能を正常に保つためにも必須の栄養素です。

専門家が解説!ストレスが多い中年男性こそ「コラーゲン」を摂るべき3つの理由

また、コラーゲンにかかわらず、ビタミンCが不足すると、貧血や筋肉量の減少、イライラの原因にもつながります。

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