もっとも気分が落ち込む時間帯は「23時」。その理由と対策[専門家回答] (1/3)
ゼネラルリサーチ株式会社が、全国20代〜50代の男女3,000人を対象に、メンタルヘルスに関する調査を実施しました。
1日のうち、もっとも気分が落ち込む時間帯は?
23時
1日のうち、もっとも気分が落ち込む時間帯は「23時」という結果になりました。
みんなの23時に気分が落ち込む理由
・寝る前に色々と先の事で不安な事を考えるから(20代/男性/岐阜県)
・明日も仕事かと思うと、考え込みまた気分が下がる(20代/女性/愛知県)
・寝る前にネガティブなことを考えてしまうため(20代/女性/石川県)
・静かになると色々考えてしまう(30代/女性/東京都)
・次の日に仕事に行きたくないから(30代/男性/東京都)
なぜ「23時」に気分が落ち込むのか。「せたがや内科・神経内科クリニック」院長の久手堅司先生が以下のコメントをしています。
「就寝前は、交感神経優位から副交感神経優位へ自律神経が切り替わる時間帯です。この切り替わるタイミングは、不調なども出やすく、とくに周りが静かだと気分の落ち込みを感じやすいことがあります。
また、『寝る前に、仕事のことや明日のことを色々考えてしまう』という回答にもあるように、リラックスすべき就寝前に、考え込んでしまうことで、さらに自律神経の乱れのスパイラルに陥ってしまいます。
このまま寝床に入ったとしても、交感神経と副交感神経がスッキリ切り替わらず、レム睡眠と呼ばれる夢見がちの状態とになり、深い眠りにつくことができません。すると、朝を起きてもすっきりせず不調が続いてしまいかねません」(久手堅先生)
ほか、起床時の「7時」に気分が落ち込むと回答した人も多かったようです。
1週間でもっとも気分が落ち込む曜日は?
月曜日
これはなんとなくわかりますね。
月曜日に気分が落ち込む理由
・これから1週間仕事だから(20代/男性/滋賀県)
・休み明けだから(20代/女性/愛知県)
・週末、外に出ていることが多く、疲れがとれていないから(30代/女性/静岡県)
・前の日が、休日で楽しい時間が終わってしまったと感じる(40代/女性/島根県)
・仕事モードに調子が乗らない(40代/女性/大阪府)
ほか、『日曜日(24.4%)』『水曜日(6.8%)』が多く回答されました。