レモン水はいつ飲むのが効果的?寝る前は「歯が溶けるから危険」、朝は「シミになる」はウソ!
身近な果物であるレモンには、ビタミンCやクエン酸、リモネン、ポリフェノールなどさまざまな成分が含まれています。
そんなレモン水ですが、いつ飲むのがいいのでしょうか。朝に飲むとソラレンの影響でシミになる、夜飲むと歯が溶けるなど怖い噂がありますが、真実は。
生活習慣病やダイエットなどにくわしい内科医・工藤孝文先生の監修した以下記事から、一部抜粋してお届けします。
レモン水はいつ飲むのが効果的?
──レモン水は1日にどれくらい飲むとよいでしょうか。毎日飲んでもとくに問題はありませんか?
「1回の食事につき、大さじ1杯位のレモン果汁摂取(レモン水コップ1杯)がおすすめです(※ポッカの研究により)。食事の度に飲むことがおすすめですが、飲みすぎると胃に負担がかかる場合があるので様子を見ながら調整してください。」(工藤先生)
──ちなみに、いつ飲むのがおすすめでしょうか。血糖値上昇を予防するという面で、やはり食事前ですか?
「食事の前、おやつの前に飲むのがおすすめです。」(工藤先生)
レモン水は朝飲むとシミになるってホント?
──朝にレモン(ビタミンC)を摂ると、ソラレンの関係でシミが増えるというウワサを聞いたことがあるのですが、大丈夫でしょうか。
「大量に摂取しない限りは、問題なさそうです(※)。」(工藤先生)
(※)参考:西山一朗.“「果物や野菜に含まれるソラレンの量はどのくらい?」にお答えします【拡散希望】”. 駒沢女子大学/駒沢女子短期大学 健康栄養学科. https://www.komajo.ac.jp/uni/window/healthy/he_diary_teacher_20002.html
レモン水で歯が溶けるってホント?
──歯磨きのあとに飲んでも問題ないでしょうか? 酸が歯に影響を及ぼすというウワサを聞いたことがあるのですが。
「酸蝕症のリスクがありますので、気になる人は飲んだ後、口をすすいで洗い流すようにしましょう。」(工藤先生)
※本記事はレモン水のダイエット効果とは。作り方と、食後血糖値を抑える飲み方の一部を再編集したものです。
プロフィール
工藤孝文(くどう たかふみ)先生
内科医。糖尿病内科医・東洋医学医。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。現在は、自身のクリニック:みやま市工藤内科で診療を行いつつ、全国で血糖値と肥満の関連についてなど生活習慣病の講演会などを行っている。専門は、糖尿病・高血圧・脂質異常症などの生活習慣病、漢方治療・ダイエット治療など多岐にわたる。NHK「ガッテン!」では、2018年度の最高視聴率を獲得。
<Edit:編集部>