朝食に「カステラ」、どんなメリットがある?福砂屋&管理栄養士に聞いてみた (1/2)
朝食は1日のエネルギーをチャージする大切な時間。何を食べようか悩むところですが、意外なところだと「カステラ」も朝食におすすめなのだとか。
甘くてしっとりとしたカステラを朝から食べられるなんて、これなら朝ごはんのために時間を取ってもいいかも! と、朝食へのモチベーションが俄然高まりますよね。カステラを朝食に食べることで、どんなメリットがあるのでしょうか? 長崎の老舗「カステラ本家 福砂屋」と、スポーツ栄養アドバイザー/管理栄養士でOffice LAC-U代表・石川三知さんの視点から、カステラを朝食メニューにとり入れるメリット伺いました。
朝食に「カステラ」、どんなメリットがある?
──スポーツ栄養アドバイザーで管理栄養士の石川三知さんは、朝食にカステラを選ぶ理由として、以下のように語っています。
管理栄養士・石川さん:朝食の時間がとりにくい、朝食を食べる習慣がなかったが、その習慣を変えてみようと思っている方には特に適していると思います。
カステラの特徴である柔らかい食感は、(朝食を)食べることに慣れていなくても負担がなく、時間がなくても食べやすいです。
また、カステラの原材料である卵、小麦粉、砂糖、ザラメ糖、水あめには、以下の特長があります。
- 油脂を使用していない
- タンパク質を構成するアミノ酸が良質(卵)
- タンパク質を利用するビタミンやミネラルが含まれている
- 複数の炭水化物を利用しているため、血中にエネルギーが時間差で届く
それに加え、消化に負担がかからず、少量でもエネルギー補給でき、エネルギーが持続しやすいといった特徴もあることから朝食に適しているといえます。
福砂屋:まずは、フクサヤキューブひと箱から始めてみてはいかがでしょうか?
──フクサヤキューブにはカステラ2切れが入っています。食欲のない朝でもこれなら牛乳などと一緒にいただけそうですが、気になるのは「カステラだけで朝食を終えてもよいのか」という点。
管理栄養士・石川さん:その時の体調や状況にもよりますが、朝は消化管に刺激を届けるほうが望ましいので、飲み物を合わせることをおすすめします。
食べた後、すぐに頭脳労働に入る場合
→カステラ+飲み物(お好み)
食べた後、通勤通学(昼食まで何も食べない場合)
→カステラ+タンパク質食品+野菜や果物
食べた後、通勤通学(間食有)
→カステラ+野菜ジュースor牛乳
ほか、チーズやナッツ類(そのままor 加熱)や、エッグベネディクトのカステラバージョンなども適しています。
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