「笑うこと」は体に良いってホント?笑いの精神的な効果とは
「笑う」のメリットとは。笑うとどんな効果がある?
「笑う」行為には、ストレス軽減や健康促進の効果が証明されています。
笑うことは、ドーパミンやエンドルフィンといった「幸せホルモン」を分泌させるため、前向きな気分や気力が湧きやすくなり、ストレスの緩和にはとても効果的です。また、笑うことは心身の緊張をほぐすリラックス効果もあり、即効性のあるストレス解消法とされています。
また、痛みを和らげたり、免疫機能の向上高めたりすることも。笑いがナチュラルキラー細胞や抗体を活性化し、病気に対する抵抗力が増すという研究もあります(※1)。
(※1)
受動的対処事態における自発的笑いの生理心理学的効果
笑いと身体心理的健康・疾病との関連についての近年の研究動向
気分を変えたいときやリフレッシュしたいときには「笑う」
笑いは、ポジティブな気分を促進し、気分転換やリフレッシュに適しています。リラックスしたい、リセットしたいと感じたときに笑うことで、心の軽さを感じやすくなります。
また笑いはストレス耐性を強めるため、そもそもストレスが溜まりにくいという状態を作り出してくれます。
こんな時は無理に笑わなくていい! 「笑顔」が心に負担を与えるパターン
つらいとき、笑いを無理に引き出そうとすると、感情を無視してしまいかねません。それにより心の疲れが蓄積されることにも。つらい状況でも「笑わなければならない」というプレッシャーがあると、逆にストレスになる場合もあります。
あくまで「自分の本来の感情に正直でいること」が大切であり、無理せず、自分が心地よいと感じる方法を選ぶ必要があるでしょう。
※本記事は泣く vs 笑う、どっちがストレス解消に効果的?の一部を再編集したものです。
監修者プロフィール
川谷 潤太 / 株式会社脳レボ
兵庫県神戸市出身。学習塾の講師時代、当時最年少で校長に就任後、1教室で1,000名以上の生徒が通う西日本最大の学習塾へと発展させ、講師としても3年連続で支持率第1位の実績を持つ。
その後、岡山県の創志学園高校へ赴任し、学校改革と3つの部のチームマネジメントを担当。創部1年、全員1年生で甲子園出場の記録をもつ硬式野球部では3季連続甲子園出場し、プロ野球選手も4名誕生。ソフトボール部では3季連続日本一、柔道部でも日本一や世界一の選手を輩出した。
現在はプロ野球選手などのアスリートやスポーツチームへのメンタル指導、子ども・保護者・教員向けの教育講演、主には企業の人材育成に携わり、講演や研修、コンサルなどで日本中から依頼が殺到し、講師デビュー7年で、講演回数1,300回、受講者は10万名を突破。心理的および生理的要因から、ベストパフォーマンスを引き出す専門家として活躍中。
<Edit:編集部>