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コーヒーって本当に体にいいの?メリット・デメリットを専門家が解説 (1/3)
コーヒーは健康にいいのか、悪いのか。
コーヒーがないと1日が始まらない、毎日様々なコーヒー豆を楽しんでいるという人にとっては、体に悪いとなれば大問題ですよね。
「コーヒーを飲み過ぎると害はあるの?」「インスタントコーヒーはどうなの?」……こういったコーヒーと健康に関する疑問を、管理栄養士・望月 理恵子さんに聞きました。
コーヒーは健康にいいの? 悪いの?
コーヒーが、体にいい・悪いと論争になる原因は、コーヒーに入っている“カフェイン”について問題視されているようです。
カフェインに期待できるメリット
カフェインには覚醒させる働きがあるので、適量の摂取であれば、脳を活性化させ、集中力を上げ、仕事や勉強の効率アップにもおすすめです。
さらに運動効率を上げるので、運動前の摂取もオススメです。他にも自律神経の働きを高める(体脂肪の燃焼・基礎代謝の促進)といった働きもあります。
また、カフェインの他にもコーヒーには、“ポリフェノール”が含まれています。ポリフェノールは抗酸化作用があり、肌荒れやがん、病気の原因となる活性酸素を除去してくれます。
では、なぜコーヒーは、体に悪いという意見があるのでしょうか。
カフェインで想定されるデメリット
カフェインを摂りすぎると、イライラの原因・不安感に襲われる・疲れやすくなるといった、体へのマイナスの働きがあります。
カフェインを毎日のように過剰に摂取していれば、上記に挙げた症状により、“熟睡できない・質の良い眠りが取れない”という体調不良の原因となってしまうことがあるのです。
また、カフェインは摂りすぎると中毒(カフェイン中毒)を起こし、最悪のケースでは死亡する場合もあります。
これは、コーヒーだけではなく、昨今、日本でもよく目にするようになった、エナジードリンクによるカフェインの過剰摂取が、主な原因です。
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