ヘルス&メンタル
2025年2月26日

なぜ40代から疲れやすくなるのか?「疲れが取れないし、眠い…」内科医監修 (1/3)

40代で疲れが取れず、眠気が酷い症状が続く。どんな原因が考えられるでしょうか。平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニックの内科医・岡村 信良先生に聞きました。

「疲れが取れないし、眠い日々が続く」「40代だし年齢のせい?」大丈夫?

岡村先生:40代で疲れが取れず、眠気がとれない場合、ストレス過多や更年期による自律神経の乱れ、低血圧、日々の睡眠不足、貧血などが原因として考えられます。

原因

症状の特徴

ストレス過多

睡眠障害/倦怠感/不安感/頭痛/食欲低下 等

更年期による自律神経の乱れ

動悸・息切れ/倦怠感/頭痛・めまい/発汗/ほてり/脈の乱れ/抑うつ 等

低血圧

動悸・息切れ/倦怠感/頭痛・めまい/胸痛/低体温/耳鳴り/けいれん 等

慢性的な睡眠不足

頭痛 等

貧血

倦怠感/集中力低下 等

原因1 ストレス過多

岡村先生:過度のストレスを抱えていると、幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」の量が減少してしまいます。また、慢性的に過度のストレスにさらされていると、セロトニンの分泌にも悪影響を与えます。

その結果、「疲労感が取れない」という症状が体に出てしまいます。

幸せホルモン「セロトニン」とは。増やす方法を探る!食べ物やサプリ、漢方でも補えるの?不足時の症状は?

社会的立場や家庭環境等において、40歳代は精神的・身体的疲労を受けやすい世代であるため、ストレスを抱えやすい状態になっています。

できるだけストレスを溜め込まず上手に発散したり、十分な睡眠時間を確保してゆっくり休んだりすることで症状が改善していきます。

ストレスに強い体をつくるためには、以下を意識してみましょう。

  • 就寝直前までスマホやパソコンを使用しない
  • 就寝環境を整える
  • 栄養バランスのよい食事を摂る
  • 定期的に体を動かす

臨床心理士が教える「疲れた心を癒す11の方法」

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