
2025年5月2日
男性ホルモン“テストステロン”が低下すると何が起きる?男性更年期障害で現れる「13の症状」 (1/3)
40歳以降の男性は、だれでもなる可能性がある「男性更年期障害」。
「『なんとなく調子がおかしい状態が続く』『突然、汗やほてりがでてきた』そんなときは、病院を受診することをおすすめします」と言うのは、内科医の岡村 信良先生。
放置すると、「うつ」を発症することもある男性更年期障害について、詳しく教えてもらいました。
男性更年期障害になるとどんな症状が起きやすい?
岡村先生:「男性更年期障害」の症状は次のようなものが挙げられます。
・不安感が増して、気分が落ち込む
・イライラして、怒りっぽくなる
・集中力の低下
・判断力の低下
・記憶力の低下
・意欲の低下
・性欲の低下
・眠れない
・疲れやすい
・筋肉痛、関節痛
・肥満(メタボリックシンドローム)
・頻尿
・発汗、ほてり など
「ホルモンの量」と「問診」で診断する
岡村先生:男性更年期障害は、男性ホルモンの量を調べたり、どんな症状がでているかを聞いたりして診断します。具体的には、血液検査(フリーテストステロンの値の検査)と、問診を通して診断します。
フリーテストステロンの値が基準未満(8.5pg/mL未満)だったり、更年期障害の症状の症状が強くでていると、「男性更年期障害」と診断されることが多いです。
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