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2025年9月18日

冷房・冷たい飲み物で体がだるい…残暑に潜む『隠れ冷え性』対策[トレーナー解説]

残暑の厳しい時期は、日中だけでなく朝晩も室温が下がらず、ついエアコンを1日中つけっぱなしにしてしまう人も多いのではないでしょうか。

冷房の効いた部屋に長時間いることや、冷たい飲み物ばかりをとる生活は、知らず知らずのうちに体を冷やし、「隠れ冷え性」を招きます。

冷房や冷たい飲み物で体キンキン!『隠れ冷え性』とは

隠れ冷え性とは、体の表面は温かいのに、血行が悪くなっていたり内臓が冷えていたりする状態のこと。肩こりやだるさ、むくみ、自律神経の乱れなど、さまざまな不調につながります。

『隠れ冷え性』対策のカギは血行促進!

改善のカギは「血行促進」。体を内側から温めることで、冷えに強いコンディションをつくることが大切です。

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーで、ニチバンのスポーツメディカルブランドをサポートする契約トレーナー・對馬正浩さんに、隠れ冷え性対策に役立つセルフケア法を伺いました。

専門家が解説!コリ・体のダルおものセルフケア

① 適度な運動をする

冷えによって血流やリンパの流れが悪くなると、老廃物や余分な水分が体にたまりやすく、むくみや「ダルおも」の原因になります。

對馬トレーナー コメント
「こうした体内の過剰な水分は、適度な運動をすることでアクティブに出すことが有効です。軽いウォーキングやランニングなどがおすすめです。」

② 十分な睡眠時間をとる

睡眠中の冷房も快適さのためには必要ですが、冷やしすぎると血流が悪くなり、体の深部体温が下がりすぎたり手足が冷えたりして、かえって眠りが浅くなることも。

對馬トレーナー コメント
「睡眠不足では疲労回復ができませんし、仕事への集中力も低下します。日頃から十分な睡眠時間を確保する意識を持つことが大切です。」

③ バランスの良い・体を温める食事をとる

筋肉は体の熱を生み出し、冷えの改善にもつながります。そのためには、日々の食事からしっかり栄養をとることが重要です。

對馬トレーナー コメント
「栄養摂取が少ないと筋肉がやせ細り、冷えを悪化させてしまいます。バランス良く、適量を意識して食事をとり、体の中からもケアを心がけましょう。」

専門家プロフィール

對馬正浩

日本鍼灸理療専門学校卒。日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー。鍼・灸・あん摩・マッサージ・指圧師。ニチバン契約トレーナーとしてスポーツメディカルブランド『バトルウィン』をサポートすると同時に、スポーツマッサージ・スタジオを経営する株式会社ナズーのスタッフとして、一般の方やアスリートなどへの治療やリハビリ、運動指導、コンディショニングなどを行う。社会人ラグビーチームなど多くのスポーツ現場でも活動。

<Edit:編集部>