オーツミルクに“デメリット”はある?管理栄養士が回答
ウェルネスフード
2025年10月10日

オーツミルク、飲み過ぎるとどうなる?デメリットを管理栄養士に聞いた

美容や健康志向の人から注目を集めている「オーツミルク」。植物性でヘルシーなイメージがある一方で、「太るって聞いたけど?」「糖質が高いのでは」と気になる声も。今回は、管理栄養士の神原李奈先生に、オーツミルクのメリットとデメリットを聞いてみました。

オーツミルクの“デメリット”は?

オーツミルクは、オーツ麦から作られた植物性ミルク。牛乳に比べて脂質が少ないのが特徴ですが、以下の点には注意が必要です。

  • タンパク質が少ない(100mlあたり約0.2g)
  • 糖質がやや高い(加糖タイプだとコップ1杯で10g以上になることも)
  • 製品によっては油分・塩分が含まれている

糖質制限中の人や、タンパク質を重視したい人にはやや不向きと言えるでしょう。

オーツミルクは飲み過ぎなければ太らない

「オーツミルクは太る」といわれることもありますが、飲みすぎなければ問題ありません。

1日コップ1杯(200ml)程度を目安にすれば、太るリスクは低いといえるでしょう。こんな人には特におすすめです。

  • 乳製品・豆乳・アーモンドが苦手な人
  • 食物繊維を意識して摂りたい人
  • ヘルシーなミルク代替品を探している人

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オーツミルクを飲むメリットとは

オーツミルクを飲む主なメリットは以下です。

  • 脂質が少ない(100mlあたり約1.5gで牛乳の半分以下)
  • 食物繊維が含まれているため、腸内環境のサポートに期待

加えて、乳糖を含まないため乳製品が苦手な人にも飲みやすいのが魅力です。

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オーツミルクは、糖質とタンパク質の少なさに注意しつつ選べば、日々の食生活に取り入れやすい植物性ミルクです。

購入時は、無糖タイプやグルテンフリー表示のある製品を選ぶとより安心ですね。

監修者プロフィール

神原李奈

管理栄養士神原 李奈株式会社Luce・健康検定協会所属、管理栄養士・食育栄養インストラクター。CA(客室乗務員)の仕事をきっかけに、健康と食の強い結びつきを実感し、食の世界に興味を持つ。大手料理教室の講師の経験を経て、栄養士を目指すことに。栄養士免許を取得後の現在は、現役CAとして世界中を飛び回りながら、栄養士として健康や食に関する情報を発信している。

<Edit:編集部>

※本記事は、mocobe(モコビ)で掲載されていた記事を、MELOS編集部が内容を精査・加筆のうえ再構成したものです。