「毎日筋トレすると逆効果」は嘘?ホント?医師やトレーナーの回答は
筋トレは毎日やった方がいいのか、それとも休養日を設けた方がいいのか。
自身も高い美意識を持ち身体を鍛えている、医学博士・美容外科専門医、SOグレイスクリニック院長・近藤 惣一郎先生監修の記事より、一部抜粋してお届けします。
なぜ「毎日筋トレするのは逆効果」と言われるのか?
毎日同じ部位を鍛えると効果が薄れたり、逆効果になることもあります。
筋肉の回復が追いつかない
筋肉はトレーニングで傷つき、回復する過程で強くなります。大きな筋肉は48〜72時間の休養が必要で、回復を待たずに鍛え続けると筋力が伸びにくく、疲労や怪我のリスクも高まります。
そして回復不足の状態ではフォームが安定せず、狙った筋肉に効きません。腰や肩などに余計な負担がかかり、慢性的な痛みにつながることもあります。
中枢疲労が蓄積する
筋肉だけでなく神経や脳も疲労します。これを「中枢疲労」と呼び、集中力やモチベーションの低下を招きます。毎日高強度で続けると、精神的にも継続が難しくなります。
監修者プロフィール
美容外科 SO グレイスクリニック院長
近藤惣一郎
医学博士(京都大学)
ロンリー侍ドクター
日本脳神経外科学会専門医
日本美容外科学会(JSAS)専門医
1988年 京大医学部卒
若返り専門の美容外科医。美は健康の上になり立つという理念のもと、正しい食生活・運動習慣・ダイエットに関する知識が豊富で、自らもダンサーとして、プロフィッシングアングラー(DAIWA)として、若さとナイスボディを保ち続ける。
Instagram:https://www.instagram.com/kondo.soichiro/
「超回復は気にしなくていい、毎日筋トレをした方がいい」ってホント?
ここからは、ボディビルダーの世界大会で優勝した経験を持ち、数多くの有名アスリートを指導した経験もある筋肉博士・山本義徳先生の回答をお届けします。
プロフィール
山本義徳(やまもと・よしのり)
静岡県出身の日本のボディビルダー、トレーニング指導者。メジャーリーガーや総合格闘家などをはじめ、多くのクライアントを指導している。サプリメントにも精通しており、サプリメント博士の異名を持つ。2019年4月に開設したYouTubeチャンネル『山本義徳 筋トレ大学』は登録者数72万人を超える。一般社団法人 パーソナルトレーナー協会理事。
山本先生:30年ぐらい前に、エブリタイムトレーニングという方法が流行りました。毎日、同じ部位をトレーニングするという方法です。雑誌で紹介され、人気になったのですが、半年ぐらいでみんなやめちゃったんですね。
同じ動きを続けているとそれに慣れてきますので、一時的に神経系が改善されて重い重量を挙げられるようになるんですね。それで記録が伸びたように感じてしまうのですが、2~3週間もすると、やはりやり過ぎで記録がガクンと落ちてしまう。
ただ、超回復の理論に基づいて行うというのも、実は違うのです。
超回復というのは、もともとはグリコーゲンの話でして。
糖を溜め込むカーボローディングのとき、一度グリコーゲンを減らしてその後いっぱい摂ると、満タン状態からさらに多くグリコーゲンを入れることができる。
これが“super compensation(スーパーコンペンセーション)”、つまり「超回復」と言われていたのですが、日本でだけ筋トレのほうに適用されてしまいました。超回復は、実のところ筋肉には適用されない理論なのです。
トレーニングをすると、まず筋肉の合成が起こりますが、“筋肉の分解と疲労”も発生します。合成と分解・疲労、どちらに傾くか。最初の数日は必ず分解が上回ります。合成も起こっていますが、分解・疲労のほうが絶対に上回ります。
ですので、毎日トレーニングを行うと筋肉は分解・疲労のほうに傾いてしまい、合成が起こらなくなる。そして怪我や免疫低下などが起こってしまいます。
▼なぜ日本では超回復理論が筋トレに当てはめられたのか
<Edit:編集部>

医学博士(京都大学)
静岡県出身の日本のボディビルダー、トレーニング指導者。メジャーリーガーや総合格闘家などをはじめ、多くのクライアントを指導している。サプリメントにも精通しており、サプリメント博士の異名を持つ。2019年4月に開設したYouTubeチャンネル『山本義徳 筋トレ大学』は登録者数72万人を超える。一般社団法人 パーソナルトレーナー協会理事。








