ランニングが続かない…。ベテランランナーに聞いた、通勤ランを続けるコツ【通勤ランの始め方 Vol.4】 (1/2)
これまで、準備しておきたいアイテムや、通勤ラン後の身だしなみ、プロが伝授する快適に街中を走るポイントなどを紹介してきました。最終回では、長年通勤ランを続けているベテランランナー2人に、通勤ランを楽しむコツと、走り続けるためのモチベーションの保ち方を聞きました。その答えからは、学ぶべき共通点もみえてきました。
《通勤ランの始め方》
・通勤ランニングに必要な服装は?ウェアやシューズ、リュックの選び方【通勤ランの始め方 Vol.1】
・出勤ランの汗・ニオイ対策!会社前にランニングをしたときの身だしなみポイント【通勤ランの始め方 Vol.2】
・マラソン専門家が解説!通勤ランニング時の距離・ルート・走り方【通勤ランの始め方 Vol.3】
・コーヘイさん(30代男性)
通勤ラン歴:4年
通勤ランの頻度:週3~4回
通勤ランの平均距離:14㎞(帰宅ラン)
・せごまるさん(30代男性)
通勤ラン歴:5年
通勤ランの頻度:週に2回
通勤ランの平均距離:15km(出勤ラン)
ベテランが思う通勤ランの本音
―― まずは、通勤ランのメリットとデメリットをお聞かせください。
コーヘイさん:一番のメリットは時間の有効活用です。帰宅してしまうと、どうしても外出するのが億劫になってしまいます。しかし、通勤という生活の導線上にトレーニングが入っているので長続きしていると思っています。満員電車から解放され、電車遅延の影響を一切受けないのもメリットですね。また、走って帰るという気持ちは災害時の備えにもなっていると思います。あえてデメリットをいえば、通勤時の情報収集、読書やニュースを見る時間が減ってしまったことでしょうか。
せごまるさん:出勤ランの場合、朝から頭がスッキリして仕事の業務効率が上がることがメリットですね。満員電車に乗らなくていいし、なんといっても時間を有効的に使えることが大きい。走ることで健康になり、ダイエット効果も得られるだけでなく、ストレス解消にもなっています。しいてデメリットをあげるなら疲れがたまっているとき、仕事中に眠くなってしまうことですかね。そんなときは1日の過ごし方が、誰よりも有意義であると自己暗示をかけてモチベーションをあげています(笑)
―― 自分なりの通勤ランを楽しむコツはありますか。
せごまるさん:リュックやランニングウォッチなどのアイテムを自分好みのものでひと通りそろえると、気持ちが上がります。ランルートはいつも同じ風景を見ながら走るのも飽きるので、たまに知らない道を走ってみたり、途中でご飯のおいしそうな店を見つけたり、そのたび新しい発見があって楽しめます。
コーヘイさん:1週間ごと、1ヶ月ごとに自分が走った距離をランニングウォッチやスマホアプリで走った記録を残すことです。走った距離や通勤ランのタイムが短縮されるのを数字で見ると、自分の成長も実感できるので記録を残すことはオススメです。タイムが縮まるのもうれしいのですが、たまにはいつものルートをはずれて、行きたかったラーメン屋に寄ってみたり、初めて行く商店街でコロッケを食べてみたりするのも楽しみのひとつ。好きな場所へ足を伸ばせることも電車通勤にはない魅力ですね。
ベテランが実践する通勤ラン継続のコツ
―― モチベーションを維持するために何かしていますか。