インタビュー
2017年11月21日

「細くいること。それがモデルとしてのプロフェッショナルだと思っていた」大石絵理さん(前編)【筋トレ女子 #4】 (1/2)

 日々ワークアウトに励み、しなやかな筋肉がついた美ボディをSNSを通して発信する女性たちが増えている。この企画では、そんな女性たちを「筋トレ女子」と呼びトレーニングの魅力や体を鍛えはじめたキッカケに迫る。

 第4回は、大石絵理さん。高校生でモデルデビューを果たし、『popteen』や『JJ』など有名雑誌に起用。東京ガールズコレクションにも出演するなど一躍トップモデルとなる。その後タレントとしても活動し、今では日本テレビ系「Going!Sports&News」でお天気キャスター(土曜日担当)や、テレビ朝日系「陸海空 地球征服するなんて」にてMCアシスタントを務めるなど多方面で活躍している。そんな多忙な彼女だが、趣味の欄に「ジム」と書くほどのトレーニング好きとのこと。なぜそこまでトレーニングにハマったのだろうか? 

周りと自分のプロポーションとを比較してショックを受けた

 InstagramやTwitterにトレーニング風景を載せ、その肉体美と努力する姿勢に賞賛の声も多い大石さん。トレーニングを始めたのは、若干16歳の時だった。

「東京ガールズコレクションのオーディションを受けたとき、知り合いに『そんなに太っていたらダメだよ』って言われたんです。確かに、当時の私は周りのモデルさんの細さやプロポーションと比べるとバランスが悪いし、引き締まった印象もなくて。それがショックで、細くなるために知り合いに加圧トレーニングを紹介してもらって通っていました」

 その後、懇意にしてた加圧トレーニングの先生が退職。自然とジムに通い始める。

「それが、19歳くらいですね。体のバランスを補うために、とにかく細くしたかったんです」

 最初はシェイプアップが目的だったというが、ジムに通うにつれて自分が理想とする体のイメージが固まっていったという。

「ただ痩せていればいいという考えから、自分の体にボリュームが欲しいと思うようになったんです。お尻を上げたいし、胸は垂れないようにしたい。それから、ヒップアップやバストアップのトレーニングを取り入れるようになりました」

「細すぎない方が、男の子にモテるんです(笑)」

 以前は、モデルといえば細身の体型がマスト。それ以外の体型は受け付けない風潮があり、大石さんも「細くいることがプロフェッショナルだと思っていた」と話す。しかし、そういったルールが最近は変化しつつあるという。

「最近は、身長が低かったり、グラマーだったりと、さまざまな体型のモデルが活躍していますよね。私もそういった雑誌を見かけるようになってから、固定観念に縛られなくて良いんだって気づいたんです。だから今は、ボンキュッボンの峰不二子ちゃんみたいな体が目標(笑)。あとね、細すぎない方が男の子にモテるんです(笑)」

 まさかの“モテ”要素も考慮。しかし、実際にモテたかというと……。

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