
アーモンドミルクに“デメリット”はある?管理栄養士が回答
美容や健康志向の人から支持を集めるアーモンドミルク。「牛乳の代わりに飲んでいる」という人も増えています。一見ヘルシーな飲み物ですが、「副作用やデメリットはないの?」と疑問を抱く声も。
アーモンドミルクのデメリットや注意点について、株式会社Luce・健康検定協会所属、管理栄養士・食育栄養インストラクターの神原李奈さんが解説します。
アーモンドミルクに「副作用やデメリット」はほとんどない
アーモンドミルクは基本的に安全性の高い飲料で、副作用の心配はほぼありません。
牛乳や豆乳に比べるとタンパク質やカルシウムが少ない点はデメリットとして挙げられますが、それ自体が体に悪影響を及ぼすわけではなく、ほかの食品から補えば問題ありません。
むしろアーモンドミルクには、美容や健康にうれしい成分が含まれています。
- ビタミンEが豊富
- 食物繊維が含まれている
- 低糖質・低脂質
ビタミンEは抗酸化作用を持ち、エイジングケアや血行改善をサポートします。食物繊維は腸内環境を整え、便通の改善にも効果が期待できます。
また牛乳に比べて糖質・脂質が控えめなため、ダイエット中の飲み物としても取り入れやすいのが特徴です。
飲み過ぎだけ注意すれば問題ない
基本は無糖タイプを選び、飲みすぎないようにしましょう。
- 加糖タイプを大量に飲むと糖質のとりすぎにつながる
- ナッツアレルギーの人は注意が必要
- 適量は1日100〜150ml程度が目安
デメリットを過剰に心配する必要はありません。ライフスタイルに合わせて、美容や健康のサポートに活用してみましょう。
監修者プロフィール
神原李奈
株式会社Luce・健康検定協会所属、管理栄養士・食育栄養インストラクター。CA(客室乗務員)の仕事をきっかけに、健康と食の強い結びつきを実感し、食の世界に興味を持つ。大手料理教室の講師の経験を経て、栄養士を目指すことに。栄養士免許を取得後の現在は、現役CAとして世界中を飛び回りながら、栄養士として健康や食に関する情報を発信している。
<Edit:編集部>
※本記事は、mocobe(モコビ)で掲載されていた記事を、MELOS編集部が内容を精査・加筆のうえ再構成したものです。