2018年10月9日

ヨガに加圧を加えた「美圧ヨガ」、その効果とは?体験レポート (1/2)

 精神が整う、体のラインが引き締まるなどのメリットが期待でき、エクササイズの定番といえるヨガ。ハンモックを使ったエアリアルヨガ、温められた岩石の上で行う岩盤ホットヨガなど、よりダイエットやリラックス効果を追求したものも多く生まれています。

 そんななか発見したのが、「美圧ヨガ」というエクササイズ。加圧しながらヨガを行うことにより、ダイエットや美肌、肩こり・腰痛の改善などにより高い効果が期待できるとのこと。さっそく、「美圧ヨガbesta」にて気になる美圧ヨガを体験してきました。

成長ホルモンの分泌を高める「美圧ヨガ」とは

▲美圧ヨガbesta 恵比寿スタジオ

 「結果の出るヨガをつくる」をコンセプトに、3年かけて開発されたという美圧ヨガ。2017年6月に麻布十番の本店がオープン、2018年5月に自由が丘スタジオと恵比寿スタジオがオープンしました。いずれも女性専用スタジオです。

▲腕と脚に巻く美圧ベルト

 従来のヨガとの1番の違いは、腕と脚に加圧ベルトを巻いた状態でヨガを行うこと。ベルトを使って血流制限をする「BFRトレーニング」をベースにした独自プログラムを採用することで、運動効果を最大限に高めることができるそう。

 血流制限により体に乳酸を溜めやすくなり、成長ホルモンの分泌が促進され、その結果、ダイエットをはじめアンチエイジングに効果が期待できるという原理です。モニター調査では、美圧ヨガレッスン前後で成長ホルモンの分泌量が220倍にまで伸びた方もいるといいます。

 成長ホルモンとは若返りを促進するホルモンで、思春期をピークに30~40代では約1/2、60代では約1/3まで減少してしまうため、アンチエイジングのためには意識的に分泌させる必要があるのだそう。

月4回19,800円~。少人数制で満足度の高いレッスン

 美圧ヨガは1回1時間のレッスンで、ベーシック初級、ベーシック、エイジングケア・リラックス、骨盤矯正・美ボディ、アドバンス+セラバンド(セラバンドというゴム製のバンドを使用したプログラム)の6つのレッスンがあります。

 初心者はベーシックレッスンからスタートし、慣れたら、より負荷の高いアドバンスコースに移行するのがおすすめとのこと。

 料金プランは、以下の3通りが用意されています。

●月4回プラン:19,800円/月
●月8回プラン:29,800円/月
●無制限プラン:39,800円/月

※別途、入会金が15,000円かかります。

 エクササイズの頻度は週2回以上がもっとも効果的で、美圧ヨガを行うと最大24~36時間に渡って成長ホルモンが分泌されるため、分泌が減ってきたタイミングでレッスンを行うというリズムを作れると理想的だそうです。

 麻布十番スタジオは最大5名、自由が丘スタジオは最大10名、恵比寿スタジオは最大10名と少人数制なので、丁寧な指導を受けながら無理なくエクササイズを行うことができます。

いざ美圧ヨガレッスンを体験! 加圧の負荷に絶えられるのか?

 今回は広々として清潔感たっぷりの恵比寿スタジオで、美圧ヨガを体験しました。

 動きやすい格好に着替えたら、まず美圧ベルトの圧力を調整。ベルトの圧力は80mmHGと一般的な加圧トレーニングの約1/4ほどが基準ですが、その日の体調や体質によって柔軟に調整してくれます。

 今回、筆者は寝不足の自覚症状があったため、60mmHGに調整してもらいました。心地よい締めつけ感でキツさはまったくありません。

 続いて、「InBody」という測定器で体の状態を測定します。標準と比較した体重、筋肉量、体脂肪量の多さ、左右の体のバランスなどが細かくチェックできるので、現状の体の状態を数値で把握できます。ちなみに、慢性的な運動不足である筆者のInBody点数は74点でした。

 その後はスタジオへ。ヨガマットの付近には、腕脚用の美圧ベルトと筋肉のハリやこわばりを解消するアイテム・グリッドフォームローラーが1人1つずつ用意されています。

 インストラクターは全米ヨガアライアンスRYT200を取得しているHitomiさん。スラッとしたメリハリのあるボディラインとチャーミングな笑顔の持ち主で、丁寧なレッスンが会員さんに大好評だそう。

 最初はグリッドフォームローラーを使って、凝り固まった足や背中の筋肉をほぐします。足首や背中は気持ちいいと感じるものの、太ももの前部分はあまりの痛さに顔がゆがむほど。短時間ですが、確実に効いている実感のあるエクササイズです。

 続いて両腕に美圧ベルトを装着します。初回はインストラクターさんが巻き方を教えてくれますが、慣れれば1人でも扱えるのだとか。この美圧ベルト一式は、54,540円で購入することも可能です。

 加圧した状態で、両手を高く上げる山のポーズや四つん這いになってお尻を高くあげるダウンドッグなど、おなじみのヨガポーズを行います。

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