インタビュー
2017年8月22日

筋トレとは「我が道を行くこと!」。業界初の“筋肉アイドル”才木玲佳さん(前編)【筋トレ女子 #2】 (2/2)

「アイドルとしての私はすごくニコニコしていて、普段の私という感じ。でも戦っているときは完全に戦闘モードにスイッチが入ってます。かわいさとかより、強さを見せたいと思っています」

会社勤めをしている自分が想像できなかった

 「Cheer♡1」として芸能界入りした頃、大学の同級生は就職活動に励んでいた。しかし彼女はまわりに流されることなく、自分の道を切り開いていった。

「私はその頃、特に入りたい会社も、会社に入ってやりたいこともありませんでした。それなのに、適当な会社に入って仕事をするという、敷かれたレールに乗るのにすごく違和感を感じていて。そんな時に表参道を歩いていたら芸能事務所の人に声をかけていただいて。もらったパンフレットや資料を見たら、すごくキラキラしていて楽しそうな世界に思えたんです。それがきっかけで芸能界に入りたいと思って自分でいろいろ調べて、『Cheer♡1』のオーディションに応募しました」

 「会社勤めをしている自分の想像がまったくつかない」と、顔をくしゃくしゃにして笑う。

「自分がOLになって、会社でパソコンに向かって働いている姿がぜんぜん想像できないです。多分、ずっと喋っているんじゃないかな(笑)。そんな社会人、ちょっとおかしいですよね。だから今こうやってお仕事ができて、すごく幸せ!」

「筋トレは、やればやっただけ結果が伴ってくる」

 前のめりになりながら、元気いっぱいに応えてくれる才木さん。幼い頃から、“男勝りで破壊魔”として、とにかくやんちゃな女の子だったと話す。

「クラスでちょっかい出してくる男子にも負けずに立ち向かったり、デパートのマネキンと握手したら手が取れちゃったり(笑)。運動も好きで、市内の陸上大会で優勝したこともありました。でも中学、高校は帰宅部でした。というのも、私は入学したらサッカーがやりたかったんですが、入学した学校はフットサル同好会しかなかったんです。あまり本気にプレイできなそうになく、一度入ってはみたものの、すぐに辞めてしまって。中高一貫校だったので、そのまま部活には入らず、その分勉強に打ち込んでいました。負けず嫌いな性格なので、誰かに追いついたり、追い抜かされたりするのがすごく嫌だったんです。それに、勉強はやればやるほど結果が出るので、やりがいもありました」

 やれば結果が出る勉強は、筋トレとも通じるものがあるという。

「筋トレは裏切らないですからね。やればやっただけ結果が伴ってくるので成長した筋肉を想像しながらトレーニングすればやる気もでます」

 と、腕の筋肉をうれしそうに披露する才木さん。他人から彼女のカラダについていろいろ言われることもあるそうだが、彼女はその意見を「気にしません!」と爽やかに躱す。

「よく『女の子だから、筋肉が大きすぎると気持ち悪い』という声もあります。でもそういうのは気にしません。自分がかっこいいと思っているんだから、それでいいんです。我が道を行く、それが大事!」

⇒後編に続く
持ち上げた人の最重量は「100kg以上」。業界初の“筋肉アイドル”才木玲佳さん(後編)【筋トレ女子 #2】

[プロフィール]
才木玲佳(さいき・れいか)
1992年5月19日生まれ。埼玉県出身。慶応義塾大学卒業。プロレス団体WRESTLE-1の公式サポーターとして発足された応援ガールズユニット【Cheer♡1】メンバー2期生として加入。アイドル活動の傍ら、自身もプロレスの試合にも選手として出場。自慢の筋肉と持ち前の明るさを生かし、バラエティやラジオなど幅広い分野で活動中!
【公式Twitter】https://twitter.com/saikireika
【公式ブログ】https://ameblo.jp/saikireika0519/

 

<Text:服部桃子(アート・サプライ)/Photo:有坂政晴(STUH)>

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