インタビュー
2017年11月7日

ピアノ、英会話、習字。実はバレーボール以外はあまり続かなかったんです。元バレーボール日本代表・木村沙織(前編)│子どもの頃こんな習い事してました #4 (3/3)

だいたい15〜20人くらいのチームで試合に出始めたのは小学3年生くらい。AチームとBチームがあるんですが、Aチームに行けるようになったのは小学4年生くらいだったと思います。教えてもらったことができるようになるのがうれしくて、練習してできたら次の課題を与えてもらってまたできるようになって……という達成感がありました。

――ピアノなどの習い事が「役に立った」と感じることはありますか。

うーん、どうですかね。バレーはバランス感覚が大事。両利きになるよう左手で箸を持つ練習をする選手もいるくらいです。だから、小さいころにエレクトーンを習って、左手もよく動かしていたことはよかったかもしれません。小学校で歌の伴奏をできたこともいい経験になりました。

――他の習い事をしたいと思ったことは?

全然ないです。習う暇がないので考えられなかった。

――でも、他のスポーツでも才能を発揮できたかもしれないですよね。

どうでしょう。体育はすごく好きで、卓球も好きだったしバドミントンも好きでした。でも、バスケとかサッカーとか、敵チームとネットで区切られていないスポーツは「ちょっと苦手だな」と思っていました。ネットで区切られていないと、敵とぶつかることもあるじゃないですか。それが嫌なんです。激しい競技は向いてないんでしょうね。それは体育のときにわかりました。

――バレーボールは木村さんの性格にもぴったりと合っていたんですね。

そうですね、きっと(笑)。

▼後編はこちら

「バレーボールを選ばなくてもいいよ」。母が言った言葉が私の将来を決めた。元バレーボール日本代表木村沙織(後編)【子どもの頃こんな習い事してました #4】 | 子育て×スポーツ『MELOS』

[プロフィール]
木村沙織(きむら・さおり)
1986年生まれ。埼玉県出身、東京都育ち。小学2年からバレーボールを始め、中学時に主力選手として全日本中学校バレーボール選手権大会優勝、高校時に春高バレーで優勝を経験する。高校2年で初めて日本代表入りを果たし、卒業後は東レに所属。2016年一般男性と結婚。2017年3月現役引退

<取材・撮影協力>
bills 銀座
[住所]東京都中央区銀座2-6-12 Okura House 12F
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<Text:安楽由紀子/Edit:アート・サプライ(丸山美紀)/Photo:小島マサヒロ>

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