
子どものEQ(心の知能指数)を下げてしまう「親のNG言動」とは (4/5)
EQが高い子どもの特徴とは
EQ(心の知能指数)が高い子どもは、感情を理解し、適切にコントロールしながら他者と良好な関係を築ける力を持っています。以下のような特徴が見られることが多いです。
自分の感情を理解し、コントロールできる
• 嫌なことがあっても感情的になりすぎず、冷静に対応できる
• 「今、自分は怒っている」「悲しいと感じている」など、自分の感情を言語化できる
• イライラしたときに深呼吸をしたり、気持ちを落ち着ける方法を知っている
例:
「友達に嫌なことを言われてムカッとしたけど、深呼吸してから気持ちを落ち着けて話せた」
「そういうことをされるとイヤだと冷静に伝えられた」
他人の感情を理解し、共感できる
• 友達が悲しんでいるときに「つらかったね」と声をかけたり、寄り添える
• 表情や態度から相手の感情を察し、適切な反応ができる
• 友達が困っているときに助けたり、励ましたりできる
例:
「友達が遊びに誘ってもらえなくて落ち込んでいるのを見て、一緒に遊ぼうと声をかけた」
「仲のいい友達から相談され、相手が落ち着くまで話を聞いた」
自己肯定感が高く、自信を持っている
• 失敗しても「自分にはできる」と前向きに考えられる
• 他人と比較せず、自分自身を大切にできる
• 自分の意見を自信を持って伝えられる
例:
「テストで間違えたけど、次にどうすればいいかを考えて、また頑張ろうと思えた」
「SNSでいいねをもらえなかったけれど、自分がいいと思うので満足」
他者とのコミュニケーションが円滑
• 人の話をしっかり聞き、相手の意見を尊重できる
• 話し合いで意見が合わなくても感情的にならず、冷静に対話できる
• 友達とトラブルが起きたときに落ち着いて解決できる
例:
「友達とおもちゃの取り合いになったけど、話し合って順番に使うことにした」
「意見が違う相手の価値観を否定せず、聞いた後、落ち着いて自分の意見を伝えた」