「あの子ばっかり…」兄弟・姉妹差別を受けて育った人の特徴とは。どんな性格になりやすい? (2/4)
兄弟・姉妹差別を受けて育った人に出やすい「性格傾向」とは
兄弟姉妹差別を受けて育った経験は、その後の性格形成に深い影響を与えます。あなたが「弱い」からではなく、困難な環境でサバイバルするために身につけた適応戦略です。
ただ、当時のあなたを守るために必要だった反応が、今の環境では生きづらさとなっている可能性があります。
1. 自己肯定感が低く、自分にダメ出しばかりしてしまう
「自分には価値がない」という感覚が根底にあることが多く見られます。
幼少期に「あなたはダメな子」というメッセージを繰り返し受け取ったため、成功しても「たまたま」と思い、失敗すると「やっぱり自分はダメだ」と過度に自分を責めてしまいます。
他者からの称賛を素直に受け取れず、「お世辞だろう」「本心ではないはず」と疑ってしまう傾向もあります。内面に厳しい批判者が住み着いているような状態で、常に自分を裁き続けてしまうのです。
2. まわりを優先しすぎて、自分のことが後回しになってしまう
「嫌われたくない」「見捨てられたくない」という恐怖から、常に相手の機嫌を伺い、自分の気持ちよりも他者の要望を優先してしまいます。
家庭内で自分の存在を認めてもらうために「良い子」を演じ続けた経験が、大人になってからも「断れない性格」として残ることがあります。
自分のニーズを後回しにし続けた結果、自分が何を望んでいるのかさえ分からなくなっているケースも少なくありません。
「あなたはどうしたい」と聞かれても答えられず、「どちらでもいい」「みんなに合わせる」という返答ばかりになってしまいます。
3. 何でも完璧にやろうとして無理をしてしまう
「完璧にできれば認めてもらえるかもしれない」という期待から、極端な完璧主義に陥りやすい傾向があります。小さなミスも許せず、常に100点満点を目指してしまうため、精神的に疲弊しやすくなります。
また、努力しても報われなかった経験から、「もっと頑張らなければ」と過剰に自分を追い込んでしまうこともあります。
休息を取ることに罪悪感を感じ、常に何かをしていないと落ち着かないという状態になることもあります。

4. 誰かに認めてもらわないと不安で、依存的
幼少期に十分な愛情や承認を得られなかったため、他者からの承認を強く求める傾向があります。SNSでの「いいね」の数に一喜一憂したり、恋愛関係で相手に過度に依存してしまったりすることも。
また、褒められることが自己価値の唯一の証明のように感じてしまい、褒められないと不安になるという状態に陥りやすいのです。
恋愛では「この人に捨てられたら自分には価値がない」と感じ、不健全な関係性でも抜け出せなくなることがあります。
5. 気持ちを我慢しすぎて、本音をうまく伝えられない
家庭で自分の感情を表現しても受け止めてもらえなかった経験から、怒りや悲しみといった感情を押し殺す習慣がついていることがあります。
「泣いてはいけない」「怒ってはいけない」と自分に言い聞かせ続けた結果、大人になっても感情を適切に表現できず、溜め込んでしまうのです。
時には、感情が爆発してしまい、その後に強い罪悪感を抱くというパターンを繰り返す、あるいは感情を感じること自体を遮断してしまい、「何も感じない」「空虚だ」という状態になることもあります。
6. 他人と比べて落ち込みやすい
常に兄弟姉妹と比較されて育ったため、他者と自分を比べることが習慣化しています。
「あの人はできるのに、自分はできない」という思考パターンが染み付いており、他者の成功を素直に喜べず、むしろ自分の価値のなさを再確認する材料にしてしまいます。
SNSを見ては他者の幸せそうな様子に落ち込み、友人の成功を聞いても祝福より先に焦りや嫉妬を感じてしまう自分に、さらに罪悪感を抱くという悪循環に陥ってしまう人もいるのです。
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「自己肯定感が高い人は、他者も自分も大切にできる人」。心理専門家が考える、自己肯定感が高い人・低い人とは









