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幸福度が高い男性に共通する「とある傾向」とは。ポーラの調査で判明

 今回は、株式会社ポーラ内の『ポーラ幸せ研究所』が実施した、珍しい調査結果を紹介します。男性の幸福度について調査したところ、男性のルーティンと幸福度の関係性や、さまざまな特長が確認できたというのです。

調査から見えてきた、ルーティンと幸福度の相関

 調査対象となったのは20歳~69歳の男女6.5万人(※インターネット定量調査)。日本の人口にあわせて、ここから男女それぞれ1万人ずつがランダム抽出されています。

 まずは、日頃から実施しているルーティン(日課)の数と幸福度の関係性から見ていきましょう。

ルーティンの数が多いと幸福度のスコアが上がる

 上のグラフを見ると、日頃から実施しているルーティンの数が多いと幸福度のスコアが上がることがわかります。同社は、この点について「ルーティン化できたという小さな成功体験の積み重ねが幸福度の一つのポイントになることが示唆される」と分析しています。

対象を男性に絞って調査

 さらに、対象を男性に絞り、幸福度の高い層と低い層のセルフケア意識・行動の違いを見ていきましょう。

 幸福度の高い層は、低い層と比べて日頃から自身の心と身体のケアを意識し、大切にしていることが示唆されます。

幸福度が高い男性は記録をよく取っている

 また、幸福度の高い層と低い層それぞれの、記録を取っている人の割合についても見ていきます。

 幸福度が高い男性は、体重や体脂肪、睡眠時間、歩数や運動量など、日頃から記録をよく取っていることがわかりますね。記録を取ることで変化が可視化され、達成感や自己肯定感の向上につながっていると考えられます。

男性は女性より幸福度が低い傾向

 次に、男女それぞれの幸福度スコアの割合を見ていきます。女性に比べて男性は幸福度スコアが高い人の割合が少なく、男性は女性よりも幸福度が低い人が多いことが示唆されます。

 この結果を紐解く鍵が、上述したようなルーティンの数です。男性では約55%の人が、実施ルーティンが3個以下と少なく、女性は6個以上のルーティンを実施している割合が半分以上となっています。実施ルーティンが多いほど幸福度が高いという特長があることから、男性が女性よりも幸福度が低い理由には、実施ルーティンの数が影響していると考えられます。

どんなルーティンを実施している?

 最後に、男女それぞれが月に2〜3回以上行っているルーティンの割合を示したグラフを見ていきます。

 男性が実施しているルーティン1位は音楽を聴くこと、2位はコーヒー・紅茶を淹れること、3位は散歩・ウォーキング、4位はストレッチ、5位はスキンケアという結果となりました。

 幸福学の専門家である慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏は、次のようにコメントしています。

「男性の幸福度向上は日本社会全体の課題であるといえます。日本人男性の幸福度が低い要因は、勤務時間が長く余裕がない傾向にあることの影響などが考えられます。そのような状況の中、今回の『日常の小さなルーティンを増やすことで男性の幸福度が向上する可能性がある』というポーラ幸せ研究所の発見は大変明るいニュースであるといえます。簡単で気楽にできる小さなルーティンを日々の生活に組み込むことで、小さな達成感や成功体験を自然と積み上げることが可能になります。さらに没頭できるルーティンであればフロー状態となり創造性や生産性が高まり、仕事にも良い影響が期待できます」

 なお、ポーラ幸せ研究所 所属の男性研究員のルーティン事例は「コーヒーを淹れる」「靴磨き」だそう。

 幸福度と実施ルーティンの間に相関があることについて、意外だった方も多いはず。幸福度をアップしたい方は、日頃の行動のルーティン化を意識してみてはいかがでしょうか。

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<Text:辻村>

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