インタビュー
2017年10月3日

PASSPO☆・森詩織「バスケ6年、PASSPO☆8年。続けることでわかることもある」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#4 (1/2)

 スポーツにガチで打ち込んだ経験を持つアイドルに、その思い出や競技の魅力について語ってもらうインタビュー連載「アイドルと、スポーツと、青春と。」。

 第4回のゲストはPASSPO☆の森詩織さん。前編では、アイドル業界屈指の歌唱力を養ったバスケットボール部時代の話を聞きました。

 後編では、芸能活動を始めてからの話や引退後の体力づくり、物事を継続することの意義などについて伺います。

芸能活動を始めて部活に行けない状態に。それでも続けた理由は?

——芸能活動を始めたのはいつですか?

 実は小さいときにやってたんですけれど、中学受験のタイミングでやめたんです。それで高校1年生のときに今の事務所にスカウトされて再び始めました。

——芸能活動を始めたら、部活の練習にはなかなか参加できなくなりますよね?

 最初はそんなに仕事が多かったわけじゃないんで大丈夫でした。でも、アイドルユニットを作る話が出て、事務所内オーディションに受かってからは徐々に忙しくなって。高3のときにはPASSPO☆の活動も始まっていたので、部活にほとんど行けなくなっちゃいました。

——とはいえ、部活はやめなかったんですよね。なぜでしょうか?

 うちのバスケ部って中3のときにキャプテンをやっていた人が高3でもキャプテンをやるっていう伝統があるんです。しかも私の代で中高6年間バスケを続けてたのは私だけだったので(笑)。だから自然と監督の中で私がキャプテン候補になっていたんです。ただ、全然練習に出られなくなってからも交代しなかったのは、頼ってくれる後輩がいたからかもしれないですね。

——忙しいと練習だけじゃなく試合にも出れないですよね。

 そうですね。現役最後の試合はなにがなんでも出場したいと思ってたんですけど、それも結局叶わず……。だから、引退した直後は何の実感もありませんでした。でもその後、チアリーディング部の友だちから「ひとつのことを6年間も続けたことあった? もっと誇りに思っていいよ」って言われて「確かに、そうだな」と思うようになって。それでようやく「続けてよかったな」って思うようになりましたね。

部活引退後はランニングで体力維持

——部活を引退してからはどうやって体力を維持しているんですか?

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