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子どもの頃に熱中した“あのスポーツ”を、大人の今こそ全力でやってみたい!

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 子どものものでしょ? 小学校でやることでしょ? ある種のスポーツはそんな先入観を持たれています。一方で、そうしたスポーツを全力で楽しんでいる大人たちもいるんです。熱くなれる何かをお探しの大人の皆さん、かつて夢中になった、なつかしいスポーツに注目してみてはいかがでしょうか?

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[ドッジボール編]あの興奮にゲーム性と戦術性が加わったら?

▲画像提供:一般財団法人日本ドッジボール協会

 校庭で、広場で、子どものころにのめり込んだスポーツの筆頭がドッジボールではないでしょうか? 当たった、当たってないで揉めたり、地域をまたぐとルールが微妙にちがったりと、厳密な競技というより、缶蹴りや鬼ごっこに近い、遊びという感覚だった人が多いと思います。そういえば、“中当て”という簡易版もありましたね。

 そんなドッジボールですが、1990年代に日本ドッジボール協会が小学生大会用の公式ルールを制定したことで、本格的な競技へと進化。その後、公式ルールのドッジボール大会はシニアカテゴリー(13歳以上)にも広がり、今では全国で大人たちがプレーに励んでいます。

▲画像提供:一般財団法人日本ドッジボール協会

「味方同士のパスは4回までなど、公式ルールはよりエキサイティングな試合になるように作られています。遊びのドッジボールに比べてゲーム性が格段に高いんですよ。特にシニアカテゴリーの試合は戦術がより緻密で展開もスピーディーなので、まったく別の競技に見えるかもしれません」

 今回、大人が本気でプレーするドッジボールの魅力を教えてくれたのは、なんとドッジボール日本代表監督兼選手の吉田隼也さん。公式ルールで大人もプレーできる環境を作った功労者でもあります。

「とは言え、ボールをキャッチする、投げるといった基本の動きとその面白さは共通ですから、小学校時代に公式ルールでプレーしていない大人の方でも楽しめると思いますよ」

 現状、シニアカテゴリーの大会は小学校からプレーしている選手が多めだが、大人になってはじめて公式ルールに触れたという人もめずらしくなく、中には日本代表まで登り詰めた強者もいるのだとか。また、気軽なレクリエーションとしてドッジボールを楽しめる機会も増やしていきたいと吉田さんは話します。身をよじって逃げるスリル、キャッチしたときの優越感、当てたときの気持ち良さ、あの興奮に高いゲーム性と戦術性が加わった大人のドッジボール、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

[綱引編]特別な資質はいらない、誰でも仲間と高みを目指せる

▲画像提供:公益社団法人日本綱引連盟

 続いては綱引。子ども時代にほとんどの人が経験した競技ですが、こちらも大人が参加できるチームが全国に存在します。バラエティ番組などで統制の取れた大人の女性チームが、寄せ集めの屈強な男たちを打ち負かすシーンを見たことがある人も多いはず。大人が本気で取り組む綱引きには、どんな魅力があるのでしょうか。日本綱引連盟事務局に聞いてみました。

「ほかの競技と違って、綱引は個人に突出した技術や体力がなくても強くなれます。チーム全員でしっかりと息を合わせることで、だれでも高いレベルを目指せるのが魅力ですね。言い換えると、仲間とともにチームとして成長していける楽しさがあるんです。もちろん高いレベルになると皆さん個人で筋力トレーニングなどをしていますが、それは息が合った上で少しでもチーム力を上積みするため。あくまでも個より和が勝敗を左右する競技です」

画像提供:公益社団法人日本綱引連盟

 大人になるとランニングやボルダリングなど、どうしても個人として成長するスポーツに目が行きがちですが、仲間と一緒に体を動かし、チームとして成長していく喜びは得がたいもの。

 かつてはオリンピック種目であり、競技として世界的にも盛んな綱引。2年に1度開かれる世界大会は、サッカーのように代表選手が集められるのではなく、全日本綱引選手権大会などを勝ち抜いたチーム単位で出場します。ちなみに16歳以上のシニアカテゴリーで一番多いプレイヤー層は30代から40代なんだとか。ロマンが足りないとお嘆きの大人の皆さん、綱引で仲間と世界を目指す日々をはじめてみるのもいいかもしれませんね。

[フォークダンス編]踊りを通じて、自分の世界が大きく広がる

▲画像提供:公益社団法人日本フォークダンス連盟

 子どものころのダンスと言えば、フォークダンスを思い浮かべる人が多いかもしれません。照れながら異性と手を取り合った「オクラホマミキサー」、不思議なほどテンションが上がった「マイムマイム」などは、誰もがメロディーを覚えているのではないでしょうか。

 そんなフォークダンスに大人が本気で取り組むとどうなるのかネットで調べてみて、筆者は驚きました。体操服やジャージで踊るものだったあのダンスを本格的なフォークロア衣装を身にまとった大人たちが、広い体育館を埋め尽くすほどの大人数で楽しんでいるのです。

「特に女性はあの衣装に引かれてはじめる人も多いです。フォークダンスは世界各地の踊りを楽しみます。その地域の衣装を再現するために現地で買ってきたり、手作りしたりする人も多いですね。大人が楽しむフォークダンスの一番の魅力は、音楽や衣装、食、暮らしなど、踊りを通じて、世界のいろいろな地域の文化に深く触れられることだと思います。文化や風土に引かれ、その地域まで旅行に出かけ、さらに魅了されていく人も多いんです」

 そう話してくれたのは、日本フォークダンス連盟の常務理事、森川一郎さん。世界のあちこちの踊りに幅広く親しむものから、ひとつの地域に特化してのめり込むものまで、サークルによって楽しみ方もさまざまだと語ります。

「大学のサークルなど、若い世代はたとえばハンガリーの踊りだとか、特定の地域を追求して楽しむ傾向が強いですね。私も世界各地の踊りを踊るサークルと、スウェーデンの踊りだけを踊るサークルの両方を楽しんでいます」

▲画像提供:公益社団法人日本フォークダンス連盟

 全国各地にサークルがあり、誰でも気軽に参加できるフォークダンス。地域のイベントで踊りを披露したり、連盟主催の大会で大勢の人と踊ったり、サークルを通じた活動は多岐にわたるそうです。また、指導者資格を取って地域の子どもたちに踊りを教えたり、大会で海外の愛好家と親交を深めたりできるのも、フォークダンスならではの魅力だと森川さんは話します。世界中の文化に魅了され、さまざまな人々と触れ合えるフォークダンスに親しむことで、自分の世界がぐっと広がりそうですね。

<参考サイト>
・一般財団法人日本ドッジボール協会
https://www.dodgeball.or.jp/
・公益社団法人日本綱引連盟

http://www.tsunahiki-jtwf.or.jp/
・公益社団法人日本フォークダンス連盟

http://www.folk-dance.or.jp/

▶ゆるスポーツを体験してみよう! まずは種類チェックから

<Text:保足浩司(H14)>

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