2017年12月18日

失敗しないスポーツイヤホンの選び方。いま話題の”完全ワイヤレス”とは (4/4)

北欧メーカーらしくスタイリッシュなデザイン

 ラストの製品は同じくデンマークのB&O PLAYから発売された「Beoplay E8」です。高音質再生のための先進技術と、スタイリッシュなプロダクトデザインが融合する人気のオーディオブランドです。左右イヤホン本体のパネルがタッチセンサー式のリモコンになっていて、素速く快適に音楽再生やハンズフリー通話の操作にアクセスできます。

▲B&O PLAYの「Beoplay E8」はスタイリッシュなデザイン、高音質と防滴加工が特徴

 本体は防滴仕様。クセがなく切れ味豊かで透明なサウンドを特徴としていますが、専用のスマホアプリには好みの音質にカスタマイズできるイコライザー機能が内蔵されているので、音楽の種類やまわりの騒音環境に合わせて、ユーザーが自身でサウンドのバランスを細かいところまでチューニングできます。カラーバリエーションはブラックとチャコール・サンドの2色。

 完全ワイヤレスイヤホンの新製品は2018年もいろんなメーカーから続々と発表されることになると思います。今回ご紹介したモデルは現在発売されている製品の中でも音質がよく、使い勝手も洗練されている上位モデルが中心ですが、完全ワイヤレスイヤホンならではのリスニング体験をより気軽に味わうのであれば、まずは1万円前後の入門機から試してみてもよいと思います。音の傾向や装着感は購入前にショップなどで試してみた方がよいと思います。また音楽を聴きながらのジョギングやトレーニングは安全のため専用の運動施設やトラックで楽しむようにしましょう。

[筆者プロフィール]
山本敦(やまもと・あつし)
オーディオ・ITライター。CESやIFAなど、海外で開催されるイベントへ頻繁に足を運びながら、ハイレゾ対応のポータブルオーディオからスマートフォン、AIアシスタントを搭載するスマートスピーカーまでオーディオに関連する最先端のトピックスを追いかけているジャーナリスト。海外オーディオメーカーのVIP開発者インタビューも年間に数多くこなす。

 

<Text & Photo:山本敦>

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