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2018年1月16日

最新G-SHOCKも登場!カシオの新型スマートウォッチはここがおもしろい (1/3)

 アメリカ・ラスベガスでは、毎年1月に世界で最も大きな規模でエレクトロニクスショー「CES」が開催されています。今年は特にグーグルやアマゾンでお馴染みのAIアシスタントの話題で持ちきりでしたが、私たちのスポーツライフや健康管理に一役買ってくれる「ウェアラブルデバイス」もこれからますます便利になりそうです。日本からCESに参加したカシオ(CASIO)が、今年の「CES」で発表したスマートウォッチに注目してみましょう。

 カシオはその正式な社名である「カシオ計算機」の名前にある通り、電卓や電子レジスターなど計算機器を手がけるメーカーですが、ほかにも電子辞書、電子ピアノにカメラなどバラエティに富んだエレクトロニクス製品を手がけています。そして多くの方がカシオを腕時計のブランドとしてもよくご存知なのでは?カシオと言えば、世界中に多くのファンがいる「G-SHOCK」が有名ですが、ほかにもアウトドアツールの「PRO TREK」、エレガントなオトナのための「OCEANUS」「EDIFICE」をはじめとする有名なシリーズを数多く展開しています。

 今年のCESで、カシオは3つのタイプが異なるスマートな腕時計を出展しました。各製品に共通しているところは、スポーツなどのアクティビティをさらに深く楽しむための機能をスマホと腕時計の連携によって実現しているところです。

人気のタフネス・ウォッチで、便利なスマホ連携が簡単に使える新G-SHOCK「RANGEMAN」

▲スマホと連携できる便利な機能をタフネス・ウォッチにうまく合体させた新G-SHOCK「RANGEMAN」

 「サバイバルのための究極のタフネス」をキャッチコピーにうたう「G-SHOCK RANGEMAN/GPR-B1000」は、アメリカで今年の春に発売を予定する新製品です。おそらく日本にもG-SHOCKの主力製品として近く発売されることになるはずですが、今日時点で詳細のアナウンスはありません。

 同機はG-SHOCK RANGEMANシリーズの初代機から受け継いだ高い耐久性能が一番の特徴です。堅牢なフレームにカーボンファイバーを混ぜ込んだしなやかで強い時計バンド。本体は防水・防塵・防泥仕様として、さらにマイナス20度の極寒環境でも安定した動作を実現するタフネス設計。極限の環境下で活躍するプロフェッショナルやアスリート、タフネスウォッチの幅広いファンから支持を受けています。

▲カラバリはブラックとカーキの2色

 そのRANGEMANシリーズの最新モデルは、このたびGPSを時刻合わせだけでなく、GPSナビゲーションにも使える機能を獲得しました。さらにスマホとBluetoothでペアリングして、専用アプリ「G-SHOCK Connected」から、ユーザーが腕時計を身に着けて移動した経路を地図でトラッキングしたり、地図上でこれから移動する経路をマークして、時計に読み込ませて旅先の道案内に大活躍という使い方が可能です。移動したルートを時計のGPS機能で記録しておきながら、あとでスマホアプリから旅の履歴を振り返るなんて使い方もできます。

▲スマホアプリにコネクトして、GPSナビゲーションを活かしたルート表示・ルート設計などができるように

 注目したいポイントはスマートな機能をさりげなく、旧来のG-SHOCKファンに違和感を感じさせずに価値あるユーザー体験に落とし込んだことです。本体の画面はモノクロ液晶で、スマホのようにタッチ操作ができるわけではありません。

 基本的に操作はベゼル側面のボタンと竜頭をメインに行うわけですが、それでも従来からのG-SHOCKのファンが理想とするアナログ的な佇まいに、実用性の高いデジタル機能をうまくハイブリッドで組み込んでいます。

 デジタル機能は複雑になものにならないよう、アプリのデザインも含めてシンプルに作り込んでいます。トレッキングやウォーキングを楽しむ時の強い味方になってくれそうです。

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