インタビュー
2019年2月6日

バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI・恋汐りんご「剣道は走るのが苦手だから始めたんです」(前編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#18 (2/3)

――その後はどんな練習をするんですか?

面を付けての練習が始まるんですけど、「切り返し」という面を打って体当たり、その後また左右に面を9本、最後に面を打った後に交代を続けていきます。あとは、「掛かり稽古」という2人1組でやる練習もよくやりました。1人が全力で打ち込んで、もう片方はそれを受け止める。これが持久走みたいで、本当に疲れるんです。だんだん腕を振り上げるのも辛くなってきます。片方だけ打ち込む掛かり稽古の他に、お互いに打ち込む相い掛かりという掛かり稽古もあって、それも大変だったなあ。剣道をやってた人はみんな、「掛かり稽古、辛かった」と思ってるはず、きっと。そのほかにも、試合前にはほぼ実戦どおりにやる「試合稽古」とかもありました。

――朝練ではどんな練習をしていたんですか?

学校の道場は、剣道部と柔道部で半分ずつ使っていたんですけど、朝練のときは柔道部が来ないので畳を使って練習していましたね。剣道には左足の跳躍力が重要なので、畳の色が付いてる部分を左足だけ使ってケンケン飛びで何周もして。あとは筋トレ。しおは腕立て伏せが苦手だったので、「はわ〜(U>△<U)、もう無理……」ってなっちゃってました。

――当時から「はわ〜(U ‘ᴗ’ U)」って言ってたんですか?

うーん。当時は言ってなかったかも?(笑)

春の県大会で優勝して歓喜。夏の県大会では準優勝で悔し涙

――そういった厳しい練習を経て、試合でも活躍していたんでしょうか?

団体では2年生から少しずつ試合に出場するようになって、3年生からレギュラーになりました。3年生の春は県大会で優勝もしました!。

――それはすごいですね。

でも、春は全国大会がないんですよ。勝ったら全国にいける夏は優勝できなくて、すごく悔しかったです。個人ではベスト8が最高だったかな? このときの悔しさが忘れられなかったから、高校でも剣道を続けたのかもしれません。

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