インタビュー
2019年7月4日

マジカル・パンチライン浅野杏奈「“熱血担当”の由来はラグビーなんです」(後編)│アイドルと、スポーツと、青春と。#22 (3/3)

アイドルのパフォーマンスってスポーツ的

——そうしたスポーツ経験が現在のアイドル活動に活きていると感じることはありますか?

アイドルのパフォーマンスって、スポーツに似てると思うことがあるんですよ。ステージで歌って踊るのって、じつはめちゃくちゃ体力を使うから。でも、どれだけ疲れを見せないで、笑顔でパフォーマンスできるかが勝負じゃないですか。厳しい練習で鍛えた体力と忍耐力はすごく役立っていると思います。

——なるほど。

あと、私はグループのなかでいちばん声量があるんですけど、練習や試合で大声を出してたのが発声練習になっていたのかなと感じます。そのほかのことだと体力が落ちにくいとか。それもスポーツをやっていたおかげだと思います。

——バスケやラグビーの経験を活かして今後やってみたいことはありますか?

今まではどちらかというとバスケに熱心だったので、あらためてラグビーを追いたいなと思います。最近は女子ラグビーも活発になっていますし、今年はワールドカップが日本で開催されるので注目ポイントはたくさんあるはずなんです。でも、多くの人にとってラグビーはまだ身近なスポーツじゃないですよね。見たら絶対におもしろいのに。だから、私がその魅力を発信できたらいいなと思います。

——バスケはどうですか?

女子のバスケチームをつくってみたいです。アイドルにもバスケ経験者がたくさんいるので。ファンの人たちも試合を見れたらうれしいじゃないですか。2020年からは「3×3」(3人制バスケットボール)が五輪の種目に採用されて、これなら6人いればできるので。

——アイドルのバスケリーグがあったら楽しそうですね。

あとB.LEAGUEも観戦したいです。昔、前座試合に出たこともあるサンロッカーズの本拠地が渋谷なんですよ。私が選抜に入ったこともある区なので、ちょっと縁を感じます。今はシーズンオフなので、来季になったら本拠地・渋谷で観たいと思います。

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[プロフィール]
浅野杏奈(あさの・あんな)/マジカル・パンチライン
2000年12月25日生まれ、東京都出身。2016年、マジカル・パンチラインに加入。特技は6年間続けたバスケットボールと4年間続けたラグビー。フルマラソンを完走した経験を持つ。『テレビで中国語』(NHK Eテレ)のレギュラーを努めたこともあり、中国語も得意。中国や台湾でライブをした際に中国語でグループを紹介したこともある。
【公式Twitter】https://twitter.com/Anna_Asano_Box
【公式instagram】https://www.instagram.com/this.is.anna_box

<Text:森祐介/Edit:村上広大/Photo:髙橋慶佑>

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