ヨガとピラティスの呼吸の違い。身体にもたらすそれぞれの効果とは? (2/2)
ピラティスで鍛えられる筋肉は主にインナーマッスルです。身体の深いところにある筋肉なので、美しく引き締まった肉体を目指すことができます。
ピラティスの呼吸法を使う理由は、ピラティスのほとんどの動きで体の中心が常に意識された状態が求められるからです。
つまり、お腹周りの深層筋やインナーマッスルが働いたままである必要があります。単純な腹式呼吸でも肺式呼吸でもないところが余計に難しいです。ピラティスが難しいなと感じる理由は呼吸とエクササイズの融合にあるといえます。
ピラティスのストレッチ
レッスンの最初にストレッチから始まるのは、呼吸をするために体がしっかりと広がるようにするためです。様々なエクササイズと呼吸で効果的なアプローチを行っていきます。ピラティスは性別や年齢に関係なく誰でもできるように開発されたエクササイズなので、様々な目的に用いられます。ダイエット目的でもいいですし、運動不足の解消が目標でももちろん良いのです。
ヨガがもたらす体への効果
体の歪みやクセを直したり、自律神経が整うこと効果が期待できます。自律神経が整うと、ホルモンバランスの調整や強化に繋がるといわれています。
また、肩こりや腰痛なども体中を伸ばすことで緩和されることがあるといいます。
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この記事を監修したのは
新見正則医院 院長
新見正則 先生
1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて、英国オックスフォード大学医学博士取得。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。著書に、『フローチャート整形外科漢方薬』『しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通』など。
<Text:編集部>