ライフスタイル
2022年12月6日

むくみ解消が期待できる「お風呂の入り方」とは

本格的な冬の訪れを感じるようになりましたね。冬になると、むくみを感じる方も増えてくるのではないでしょうか。

今回はそんな方々に向けて、むくみ解消によいお風呂の入り方についてご紹介します。

入浴によって得られる健康効果

お風呂に入ることが、どのような健康効果をもたらすのか見ていきましょう。

まず、入浴の健康効果の代表が温熱効果(温め効果)です。入浴によって、体が温まり、血管が広がると心臓の動きが強くなります。血液が体中を巡り、二酸化炭素や疲労物質・老化物質などを回収する働きがあります。

次に、お湯の水圧によって全身が締め付けられ、着圧ソックスを履いたり、マッサージされたような状態になる効果も期待されます。これを「静水圧作用」と呼びます。

肩まで浸かった状態で腹囲を計測すると、空気中よりも数センチ縮むというデータもあるそうです。

むくみ解消によいお風呂の入り方は?

では、むくみの解消には、どのようなお風呂の入り方が有効なのでしょうか。

まずは入浴前に水分補給

まず、脱水症状防止や浴室熱中症のために、ミネラル入りの飲み物(むぎ茶など)を 200〜300ml飲みましょう。

少しぬるめのお湯に肩まで5分浸かる

次に、40°Cのお湯に5分程度、しっかり肩まで浸かります。

40°C程度のぬるめの温度は副交感神経が刺激され、心身ともにリラックスさせる効果があり、血圧が下がるなど効果的です。

お風呂に女性が入っている

体や髪の毛を洗って、5分ほどお湯に浸かる

温熱効果によって、血液の流れが良くなり、冷えの改善や老廃物の排出、さらに水圧による足のむくみの解消なども期待できます。汗をかくので、入浴中もこまめに水分補給を。

ちなみに、入浴剤を使うことでより強い温熱作用や血流改善作用が得られます。

脚を撫でて血流を整える

温まったところで、軽くマッサージもしてみましょう。

両手で脚をつかみ、脚を伸ばすようにして両手を滑らせ、血液を体の中心に戻すようにすると、血流が改善します。

女性が足をマッサージしている

入浴後の水分補給も忘れずに

入浴後は、体をふいて10分以内に保湿します。

失った水分を補うため、ミネラル入りの飲み物を200〜300mlほど飲むことも重要です。入浴後は体を冷やさないよう、ホットもおすすめ。

お風呂に入るタイミング

なお、入浴は良眠効果も期待できます。よい眠りのためには、寝る1時間30分前くらいの入浴が理想的です。

就寝直前の入浴の場合、ぬるめのお湯にして長く浸からないなど、体温を上げ過ぎないコントロールを行いましょう。

<Text:辻村>