2023年3月1日

マスクをしても花粉症の症状が出てしまう「3つの盲点」とは

マスクを着用しているにもかかわらず、花粉症の症状に悩まされる人や、経験したことのない症状を訴える人が増えているといいます。

今回は、マスク生活における花粉対策について、みなと芝クリニックの川本徹先生のお話を紹介します。

マスク生活でも花粉症に悩まされてしまう“盲点”とは

川本先生は、同クリニックの院長で消化器系をメインに、内科から外科一般に加え、皮膚科、整形外科、肛門外科まで、 幅広い診療を行っています。

マスクをしているにもかかわらず、なぜ花粉症の症状に悩まされてしまうのか。川本先生によれば、長引くマスク生活の中には、いくつか“盲点”が存在するそう。

ストレスによる刺激への過敏な反応

コロナ禍をはじめ、精神的なストレスから、あらゆる刺激に対して過敏になっている方が増えているといいます。

自律神経の乱れによる免疫力の低下

不安、ストレス、睡眠不足で免疫バランスが崩れる点も大きな問題です。

自律神経の乱れにより、免疫システムのバランスが悪くなり、花粉症などのアレルギー症状も悪化してしまうそう。

口呼吸によるアレルゲン吸い込み

さらに、マスク着用で口呼吸になっている人は、アレルゲンをダイレクトに吸い込んでいる可能性も指摘しています。

あらゆるアレルギーが発症する場所は腸だとされていますが、口呼吸でアレルゲンをダイレクトに吸い込むことにより、アレルギー反応を増大させていることも考えられます。

どんな対策をすればいい?

こうした問題を回避する3つのポイントがあります。

自律神経を整える

まずストレスをマネジメントして、自律神経を整えること。

生活習慣を整え、意識して体を動かしたり、人とコミュニケーションをとったりすることで、自律神経は整い、睡眠の質が良くなって、免疫バランスも改善していくそうです。

鼻呼吸を意識する

次に、鼻呼吸を意識すること。花粉症対策は症状が出てからではなく、早くから取り組むことで効果が期待できるといいます。

鼻呼吸であれば、口呼吸よりアレルゲン物質を直接吸い込む可能性は低くなります。

腸内環境を整える

最後に、腸内環境を整えること。

重要なのは食事で、腸に良い働きをする菌(プロバイオティクス)をヨーグルトなどの発酵食品でとり、それらの働きを助ける食品として水溶性食物繊維の多いもの(オクラ、山芋、海藻、ごぼうなど)をとることが効果的だそうです。

発酵食品+食物繊維のダブル効果で、腸内環境にアプローチしていきましょう。

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ちなみに、これから始まる花粉症シーズン。今年春の花粉飛散予測は、九州では例年並み、四国と中国・近畿・北陸ではやや多くなり、東海では多く、関東甲信と東北では非常に多く飛ぶそう。

しっかりと対策をして、そのときに備えたいですね。

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<Text:辻村>