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2025年6月13日

「生きがい?そんなのないんだけど」という人にこそ読んで欲しい調査レポ (1/2)

ソニー生命保険株式会社が全国1400人を対象に実施した「生きがい実態調査」によると、生きがいが「ある」と実感しているのは約6割。残り4割は生きがいを感じる場面がないと思っているようです。

しかし生きがいが「ない・わからない」と回答した人の8割以上は、実は「ささやかな幸せ」を実感しており、“生きがいスルー”をしているようなのです。

皆が感じている「ささやかな幸せ」について、専門家の意見を交えつつ見ていきましょう。

•調査対象:全国の10代~70代 男女各100人(計1400人)
•調査方法:インターネット調査
•調査期間:2025年4月1日(火)~4月4日(金)

皆が感じている「ささやかな幸せ」は?

生きがいが「ある」人は、以下のことにささやかな幸せを感じているようです。

TOP3は「美味しいものを食べる」「旅行」「温泉などのリラクゼーション」。性別・年代別だと以下の通りです。

具体例だと以下の回答が集まりました。

好きなアーティストのライブに行って、鳥肌が立つような感動をしたとき(10 代女性)

子ども、夫と出かけて、天気がいいとか暖かくなったとか将来子どもが大きくなったらどこに行きたいとか他愛もないことを喋っているとき( 20 代女性)

娘の成長を感じたとき(30 代男性)

釣りが趣味で狙った魚を自分で考えて使った道具で釣れたとき(40 代男性)

子どもが部活動で活躍し、本人と喜びを共有できたとき(40 代女性)

作ったことのない料理が美味しい!と、自画自賛できたとき(50 代女性)

自分の部屋で、ペットの犬猫がすやすや寝ているのをホッとしながら見ているとき(60 代女性)

外国語学習をしているが、海外のドラマや映画を観て、わかる、と感じたとき(70 代女性)

野菜を育てていて立派に育ち、それを家族みんなで食べるとき(70 代男性)

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生きがいのために使うお金は年間約10万円 、1回あたり約700円

生きがい活動にもお金は必要。1年間で平均すると週3回ほど生きがい活動を行い、1回の費用は699円です。

生きがいってなに? ないんだけど

ここまで読んで、「というか生きがいって? ないんだけれど」と思った人もいるかと思います。

調査からは「生きがいとは何か特別なときではなく 、 日常の中で幸せや楽しみを感じたとき」と読み取れます。それならば 、 生きがいが 「 ない ・ わからない 」 と答えた人は 、 日常の中での幸せが生きがいと気付いていない可能性もあるのでは。

実際、生きがいが「ない・わからない」 と答えた人でも82.9%が身近な楽しみを持っていることがわかりました 。

部活が終わったあと、部室でみんなとダラダラ話しているとき。くだらない話をしてなんとなく笑っている時間が一番楽しくて部員のことがもっと大好きになれるから( 10 代女性)

普段そっけない猫が甘えてきたとき(20 代男性)

家族みんなで美味しいご飯やお菓子を食べつつ、テレビやくだらない話を笑いながらして、一日無事何事もなく終えられたとき( 30 代女性)

スーパーでの仕事中、会計金額が777 円などのゾロ目になったとき( 40 代女性)

予定通り家事をこなせたとき(50 代男性)

子どもと他愛もない話をしているとき(60 代男性)

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