
既婚男性の不倫、49%が「マッチングアプリ経由」。約3割は既婚者であることを伝えず
トレーニングに励む諸君は、見た目も整えている人も多いかもしれません。異性も近づいてくる確率も高くなるでしょう。
しかし、もし既婚者である場合、不貞行為は大きなリスクにつながります。
離婚問題に関する情報を提供するメディア「ツナグ離婚弁護士」を運営する株式会社Clamppyは、婚姻関係にある全国の男女576人を対象に、「マッチングアプリに関する意識調査」を実施。その結果、不倫をした既婚男性のうち49%が、マッチングアプリで相手と出会っていることが明らかになりました。
また、不倫の有無を問わず、既婚男性の38%が婚姻中にマッチングアプリを利用した経験があることも判明。マッチングアプリの普及が、不倫の新たな温床となっている実態が浮き彫りとなりました。
不倫経験のある既婚男性の49%がマッチングアプリで出会い
調査では、既婚男性のうち35%が不倫経験ありと回答。不倫経験者に対し「どこで相手と出会ったか」を聞いたところ、最も多かったのが「マッチングアプリ」(49%)でした。その他には「職場」「飲み屋」「SNS」などが続きます。
マッチングアプリは「手軽に出会える」「居住地を離れていても利用できる」などの理由から、不倫相手探しの手段として使われているようです。
既婚男性の4割弱が「婚姻中にマッチングアプリを使用」
不倫の有無に関係なく、婚姻中にマッチングアプリを使ったことがあると回答した既婚男性は38%に上ります。これは、同条件での既婚女性(16%)の約2倍という結果です。
また、男性のうち32%は独身者向けマッチングアプリを婚姻中に利用していたと回答。倫理的な問題だけでなく、アプリ側のシステムにも課題がある可能性が示唆されています。
利用目的は「ワンナイト目的」「性的欲求の解消」など
既婚男性のマッチングアプリ利用目的で最も多かったのは「ワンナイトの相手を探すため」。次いで「性的欲求を満たすため」「癒しを求めて」と続きます。
これに対し、女性は「癒しを求めて」「異性との交流」「興味本位」といった理由が上位を占め、男女間で利用動機に明確な差があることも明らかになりました。
約3割は既婚者であることを伝えず
婚姻中にマッチングアプリを利用した男性の32%がマッチング相手に自らが既婚者であることを伝えていないと回答しました。そのうち、18%は結果的に既婚者であることがバレたとしています。
伝えなかった理由としては「一時的な関係と割り切っていたから」が最多で、「伝えるのが面倒」「罪悪感がなかった」といった声も。
不倫が配偶者にバレたのは12%、主な原因は「メッセージのやりとり」
マッチングアプリでの不倫が配偶者にバレた男性は12%で、理由の最多は「メッセージのやり取りを見られた」でした。
一方で、不倫がバレていないと答えた女性は86%と高く、男性に比べて慎重な行動がうかがえます。
不倫した男性の21%が「本気に」、76%は「後悔していない」
マッチングアプリで不倫をした既婚男性のうち21%は不倫相手に本気になったと回答。ただし、不倫相手と一緒になるために離婚したケースはゼロでした。
また、不倫を「後悔していない」と答えた男性は76%。理由としては「自分の欲求を満たせたから」「配偶者にバレなかったから」が上位に挙がっています。
今後も不倫を続ける可能性がある男性は22%
今後もマッチングアプリで不倫を続ける可能性があると答えた男性は22%。理由の1位は「簡単に異性と出会えるから」。続いて「性的欲求が満たされていない」「スリルが欲しい」などが挙げられています。
一方で、女性の方が「今後不倫はしない」と明確に考える傾向が強いこともわかりました。
不倫の場にもなるマッチングアプリ、倫理と運用の両面で議論の余地も
マッチングアプリは本来、出会いを求める独身者向けのツールですが、既婚者による不適切な利用も少なくありません。
特に独身者向けアプリを既婚者が利用していた割合(男性32%)は、プラットフォーム運営側の対応にも課題があることを示唆しています。
今後は、既婚者の登録抑制や本人確認の強化など、運営体制の見直しも求められる可能性があるでしょう。
【調査概要】
■調査名:既婚者の不倫(マッチングアプリ)に関するアンケート
■調査対象:既婚者、及び過去に結婚していた方
■調査方法:選択式・記述式のWEBアンケート
■有効回答人数:576名(回答率100%)
■調査期間:2025年4月7日~2025年4月21日
出典元 https://clamppy.jp/rikon/column/survey/806
<Edit:編集部>