2026年9月17日

「食用サボテン」、12kcalなのに"驚くほど腹持ちがいい"ことが研究で判明 (2/2)

サボテン100gで12kcal、食物繊維は2.1g

食用ウチワサボテンの特徴は、その栄養成分にもあります。今回の成分分析によると、100gあたりの栄養成分は次の通りでした。

  • エネルギー:12kcal
  • 食物繊維:2.1g
  • 水分:94.9g

約95%が水分で、エネルギーは100gあたり12kcal。一方で、食物繊維を2.1g含んでいます。

「サボテンを食べる」というとかなり珍しい印象ですが、低エネルギーで食物繊維を含む食品素材として、新たな活用方法が期待されています。

サボテンっておいしい? リンゴやグレープ果汁で飲みやすく

とはいえ、気になるのは味。そこで研究では28名を対象に、サボテンスムージーと4種類の100%果汁を組み合わせ、「飲みやすさ」についても調べています。

使用したのは、リンゴ、オレンジ、グレープ、パイナップルの4種類です。

その結果、果汁を加えることで全体的な評価が向上。なかでも、リンゴ果汁とグレープ果汁を組み合わせたものが高く評価されました。

果汁を加えることで甘味や旨味が増すほか、サボテン特有の青臭さも感じにくくなる傾向が確認されたといいます。

「観賞するサボテン」から「食べるサボテン」へ?

日本では「サボテン=観賞用」というイメージが強く、食材としてはまだ馴染みが薄い存在です。

一方、今回の研究では、食用ウチワサボテンについて、低エネルギーで食物繊維を含むという栄養面の特徴に加え、スムージーとして摂取した際に満腹感の持続や食欲に影響を与える可能性が示されました。

綿半トレーディングでは今後も大学や研究機関などと連携し、食用ウチワサボテンの食品素材としての価値を検証していくとしています。

「サボテンを食べる」が、日本でも当たり前になる日は来るのでしょうか。

<Edit:MELOS編集部>

1 2